ソファのアームの魅力

ソファを選ぶ基準は人それぞれです。

座り心地、色、大きさ、生地や革の質感などなど・・・多々あることでしょう。

 

個人的に好みなのは、木製のアームが付いたソファです。

端に座れば、木に直接ふれることで直接質感を楽しめます。

疲れて家に帰った時。家事の合間にホッと一息つきたいとき。

あたたかみのある木の質感に癒されることでしょう。

 

また、アームのデザインによってソファの印象は全く違うものになります。

家具デザイナーたちは、アームの付いたソファ(またはチェア)のアーム部分のデザインに特に沢山の時間と労力を費やします。

 

まさに、ソファのデザインの要となるパーツなのかもしれません。

木のアームが美しいソファと言えば沢山ありますが、中でもBRUNCHでもとても人気があるペーパーナイフソファは一見の価値有りです。

北欧デザイナーのカイ・クリスチャンセンデザインの代表的なソファですね。

■Kai Kristiansen カイ・クリスチャンセンとは?  カイ・クリスチャンセン (1929~)  ハンスウェグナーやボーエモーエンセンと同様、 コーア・クリントのデザイン思想、  「古代は現代よりモダンである」―過去のものから良いところを取り入れ、  さらに人間工学を考慮したデザイン― その思想を担った世代のデンマークのデザイナー。

BRUNCHでは、ヴィンテージではなく復刻版の販売をしています。

海外のデザイナーの家具ですが、製作自体は国内で日本人の職人によってされており、ヴィンテージの良いところはそのまま残し、日本の家具の技術を最大限に活かして日々製作されています。

20世紀前半頃に作られたオリジナル製品は現在生産はされていませんが、高い技術を持った日本人の職人だけがそのデザインを受け継ぎ、

美しいソファを作り続けています。

注文が入り次第製作致しますので、木の種類はもちろん、張り地の生地の種類も数十パターンからお選び頂けます。

一点物の家具を注文するような感覚で、樹種選び→木の仕上げ選び→張り地選び と家具ができるプロセスを楽しんでみては。

木の種類や、張り地(ファブリックか革か)によっても全く印象が異なります。

木の種類は、写真以外にも赤みのあるブラックチェリーや、明るい色のナラなどでも製作可能です。

木の種類によっても、アームの部分のさわり心地が異なります。

 

ぜひ、一度ペーパーナイフソファに座ってみてはいかがでしょうか。

BRUNCHでは千葉店にて展示中です。

作り手やデザイナーのことを想い浮かべながら、座った時のアームの手ざわりを楽しんでみてください。

BRUNCHが取り扱うデザイナーズダイニングチェアのご紹介~海外編~

前回に引き続き、今回のブログもデザイナーをご紹介いたします。

BRUNCHで取り扱うダイニングチェアは全部で123脚ございます。その中でデザイナーが手掛けているダイニングチェアは61脚ございます。

前回は国内で活躍する5名をご紹介いたしましたが、今回のブログでは海外のデザイナー5名をご紹介させていただきます。

またBRUNCHで取り扱いのあるダイニングチェアも併せてご紹介させていただきます。

まず初めにご紹介するデザイナーはカイ・クリスチャンセンです。


①Kai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)

1929年 デンマーク生まれ

1950年 王立芸術アカデミーにてコーア・クリントに師事し、卒業

1955年 自身のスタジオを建てる

1968年 FMシステムウォールユニット発表

現在 デンマークKaagaard社、スキャンバーク社(Tvillum-Scanbirk)といった家具メーカーのデザインの顧問を勤める

同時代のデザイナーであるハンス・J・ウェグナーボーエ・モーエンセンにも引けを取らない、「デンマーク近代家具デザインの父」と呼ばれ、実用的でスタンダードな美しさを持つ家具を生み出しました。

代表的なものに「No.42 チェア」「ペーパーナイフ チェア」がございます。


■商品:CH-0133 ダイニングチェア
■サイズ:W535 x D545 x H750 x SH460 x AH670 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材/
ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥68,256~¥101,088(税込み)
CH-0133 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0151 ダイニングチェア
■サイズ:W490 x D475 x H720 x SH440 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材
/ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥47,520~¥69,552(税込み)
CH-0151 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0286 ダイニングチェア
■サイズ:ハイタイプ W500 x D525 x H750 x SH450 mm / ロータイプ W500 x D525 x H750 x SH420 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材
/ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥64,368~¥93,744(税込み)
CH-0286 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはハンス・J・ワグナーです。


②Hans J. Wegner(ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー)

1914年 デンマーク生まれ

1936年 デンマークにあるコペンハーゲン美術工芸学校に入学

1940年 ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフース市市庁舎の建築プロジェクトに参加
また同年、家具工房、ヨハネス・ハンセン社との共同作業を開始

1950年 カール・ハンセン&サン社でYチェアの生産開始

1951年 第1回ルニング賞受賞

1997年 第8回国際デザイン賞受賞。また英国王立美術大学からは名誉学士号が贈られる

2007年 92歳で逝去

ハンス・J・ワグナーは20世紀を代表する家具デザイナーです。一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃す家具を次々と発表し、大きな影響を与えました。彼は500脚以上の椅子をデザインしたことからチェアデザイナーの巨匠として世界中で知られるようになりました。

代表作は現在まで70万脚ものロングセラーを記録している「Yチェア」です。家具好きなら一度は聞いたことがありますよね。


■商品:CH-0013 PP58 by Hans J. Wegner
■サイズ:W580 x D480 x H720 x SH420 x AH660 mm
■樹種:ナラ無垢材/タモ無垢材/ブナ無垢材
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥137,160~¥207,360(税込み)
CH-0013 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0014 PP68 by Hans J. Wegner
■サイズ:W580 x D480 x H720 x SH420 x AH660 mm
■樹種:ナラ無垢材/タモ無垢材/ブナ無垢材
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥106,920~¥194,400(税込み)
CH-0014 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0189 PP701 by Hans J. Wegner
■サイズ:W630 x D460 x H680 x SH430 x AH650 mm
■素材:黒革
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥157,680~¥210,600(税込み)
CH-0189 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはボーエ・モーエンセンです。


③Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)

1914年 ユトランド半島北部の都市、オルボーに生まれる

1942年 王立美術大学家具科を卒業。デンマーク近代家具デザインの確立者であるコーレ・クリント、モーエンス・コッホに師事。
同年、デンマーク協同連合連合会家具部門に主任として勤務。シェーカー様式の椅子をアレンジした「J-39」を発表。

1950年 独立し、設計事務所を設立

ボーエ・モーエンセン庶民の味方と呼ばれていました。それは作り手側の論理を押し付けること無く、常に生活者の立場に立った物づくりを心がけていたからです。

そのため「造った家具を確認するには、自分で実際に使用してみるのが一番だ」という考えから自らの家を実験室と言っていたほどのようです。

またアルネ・ヤコブセンハンス・J・ワグナーと共にデンマーク家具デザイナーにおける名匠の一人です。

デザインはもちろんのこと、生活に根差した彼のこだわりの家具に、どうぞ触れてみてください。


■商品:CH-0186 J39
■サイズ:W480 x D420 x H760 x SH445  mm
■樹種:フレーム ブナ無垢材/オーク無垢材 / 座面 ペーパーコード
■仕上げ:ソープ仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥75,600~¥96,120(税込み)
CH-0186 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはナナ・ディッツェルです。


④Nanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)

1923年 コペンハーゲン生まれ。

1946年 コペンハーゲン芸術美術学校家具デザイン科を卒業。
同年、夫のヨルゲン・ディッツェルと共に自身の事務所を設立

1956年 第6回ルニング賞を受賞

1960年 ミラノ・トリエンナーレ金賞を受賞

2005年 コペンハーゲンで死去

ハンス・J・ウェグナーなどと共に家具デザインの黄金期の一手に担った彼女ですが、彼女のデザインは女性的な優しさや自然の美しさに対する敬意が表れており、世界的に高い評価を得ています。

また家具デザインだけでなく、小物ジュエリーテキスタイルまで様々な活動で、数々の名誉ある賞を受賞しました。2005年に亡くなるまでデザインし続けた「生涯現役」を実践したデザイナーです。


■商品:CH-0188 トリニダードチェア
■サイズ:W485 x D570 x H840 x SH450 mm
■樹種:ビーチ/ブラックチェリー/アッシュ/オーク/ウォールナット
■仕上げ:ラッカー仕上げ
■価格:¥74,520~¥89,640(税込み)
CH-0188 商品詳細はこちらです

最後にご紹介するデザイナーはアンドレアス・コワルースキーです。

⑤Andreas Kowalewski(アンドレアス・コワルースキー)

ドイツのベルリン出身でオランダのアムステルダムを拠点に活躍する若手デザイナーです。

その仕事ぶりは電子機器自動車の設計インテリア関連など様々な分野で仕事を手掛けています。

彼の代表作である「Clamp Chair」は2012年に自ら製作した試作品を日本の工場へもっていき、家具職人と手を組んで改良を重ね作品として仕上げました。


■商品:CH-0287 ダイニングチェア
■サイズ:W475 x D520 x H755 x SH455 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材/
ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥63,720~¥95,688(税込み)
CH-0287 商品詳細はこちらです

いかがでしたでしょうか?

デザイナーによってチェアのデザインは様々です。チェアは家具の中でも一番デザイン性が映える家具です。優雅な流線形のものや線の細いシャープなもの、独創的なものなど豊富にございます。BRUNCH各店にも様々なチェアの展示がございますので、実際に店頭で見て、座って確かめてください。何かご不明な点がございましたら、私たちスタッフがお手伝いさせていただきます。

【無垢材】のダイニングテーブル

 

当店は【無垢材】を主に取り扱っているのですが
よくお客様からの質問で
「無垢材」ってなんですか?
と聞かれることが多いです。

なので本日は【無垢材】のテーブルならではの良し悪しをお伝えいたします。

 

そもそも無垢とは「けがれが無いこと」です。
けがれのない材、すなわち純粋な木そのものを使用しております。

植えられている木を伐採し、その材を接ぎ合わせて無垢材のテーブルが誕生いたします。戦前までは日本のほとんどの家庭が無垢材の家具を使用しておりました。

 

《メリット》

天然木の為、木そのものの風合いを楽しめる
テーブルの表面を触っていただくだけで、合板のものと無垢のものの違いがはっきりとわかります。また経年変化で色味が変わっていく姿も見ていてお楽しみいただけます。

 

キズや汚れも削って直すことができる ※オイル仕上げに限る
これはうれしいですよね。
テーブルは毎日使うものだからこそ、どんなに気をつけていても
キズ等ができやすく、目にもつきやすいのがネックです。
無垢だとそんな傷を削っていただくと
新品みたく、元の状態に戻ります。
その為、より永くお使いいただけます。

 

テーブルに愛着がでてくる
オイル仕上げですと定期的なメンテナンスが必要ですが
オイルを塗った分、光沢や色味がよみがえります。
家具の中でもより多く触れる機会があるテーブルです。
無垢の暖かみを感じられがらのメンテナンスは
次第に楽しく感じられるかもしれません。

 
重厚感がある
天板も一番薄くてもほとんどが25mm厚です。
ですので存在感もあり、なんといっても
合板ではまかまかなえない重厚感が味わえます。
テーブルはお部屋の中心に近い場所に置かれる方が多いのではないでしょうか。
無垢材のテーブルを置くことによりお部屋の雰囲気をぐっと変えてくれます。

 

 

メリットをお伝えしていたら日が暮れてしまいそうなので
次にデメリットもご紹介します。

 

《デメリット》

木が動く
木が動く!?そんなばかな。。
なんて思いますが、本当です。
木には調湿採用があり、室内の湿度を調整せてくれます。
しかしそのことにより、乾燥の時期は木の水分が室内に繰り出されてしまうので木が瘦せてしまいます。
痩せてしまうと、木と木の接ぎ目から隙間ができ
ひび割れが起きることがあります。
それを防ぐために、冬場は無垢材のそばに加湿器
置いていただく事をオススメしております。
また、少しのひび割れでしたら梅雨の時期に
木が膨張し戻ることもございます。
木が生きていることを痛感できます。

 

納期がかかる
大量生産ではないので注文が入ってから作り始めるので
納期が平均1ヵ月半~2ヵ月半かかるものが多いです。

 

木目がそれぞれ異なる
自然の中で育った木ですので、一本一本木目が異なります
人の肌と同じですね。同じ木目は誕生しませんので
世界に一つだけのテーブルがご自宅に届きます。
木目を指定することも出来かねますので
展示品とイメージが違うこともあるのでご注意下さい。

 

重さがある
合板とは違い天板の厚みすべてが木でできている為、想像以上に重いです。
テーブルはそんなに移動される機会は少ないかと思いますが
よくご自宅で模様替え等されるかたは展示テーブルを持ち上げてみて
重さを確認して頂ければと思います。

 

 

いかがでしょうか。
無垢の方がいい。合板の方がいい。
皆さまそれぞれ思いかたは違うかと思います。
それぞれ長所と短所があるので是非比較してみて下さい。

無垢材のテーブルの中でもいいろいろな形や樹種があります。
そちらはまた別の記事でご紹介してますのでご覧ください。

 

 

 

「耳」がある、ダイニングテーブル

「ダイニングテーブル」と言われたとき、多くの人はこのような形を想像するかと思います。


TA-0078 ダイニングテーブル

天板に脚が四本の、このようなオーソドックスな形は四本足の動物に例えられることがあり、例えば古い製造の現場では、天板面のことをカメの甲羅に例えて「甲板(こういた)」と呼ぶことがあります。

「木目」があって、「脚」と呼ばれる部品があり、甲羅まであるダイニングテーブルですが、実は、「耳」があるダイニングテーブルもあります。

ダイニングテーブルの「耳」とは、この部分(テーブルの端)をさします。

BRUNCH各店の中でもbrunch+timeに多く展示がある耳付きのテーブルですが、耳とはどのようなものでしょう。

まずは写真を見てみましょう。

一枚板など、丸太を縦にスライスしたイメージの天板に多くみられる仕上げで、木の表面の皮の部分が残っていたり、デコボコとした形を留める程度に研磨したものの端の部分を「耳」と呼びます。


TA-0356 チーク耳付き二枚接ぎ

この耳部分を切り落としてまっすぐにしていたり、丸みをつけたりする加工を「面加工」といい、その形の状態を「面形状」と言います。

 

BRUNCHの一部のテーブルで選ぶことのできる代表的な面形状はこのようなバリエーションがあります。

この写真なら、角面という面形状ですね。

刃物でその形に削り成型する面加工ですが、耳付きの天板というのは、このような面加工とは一線を画す、特別な仕上げになります。

 

まず、この「耳」の部分、伐採される前の立木の状態ではもちろん、木の一番外側に樹皮として位置し、木内部を風雨や病気、虫などの被害から守っています。

つまり、この外側の部分が一番傷がつくことが多く、綺麗な状態を保つことが難しい部分となり、耳付きの板に希少性が生まれます。

また、この耳の部分は樹種によって大きく形が違います。

写真は栃の一枚板の耳の部分ですが、まっすぐに育つことが少ない栃の木は木目もダイナミックで、その耳部分もうねりのある形状になります。

くらべて、こちらのブラックウォールナットのブックマッチ天板の耳は、通直なウォールナットの木目の通り比較的まっすぐな耳の形状になっています。

 

材料として伐採されるまで、その土地に立木として生えていた何十年もの歴史が刻まれている耳。
大自然の息吹や木の性格がそのまま表れる耳にはたくさんの魅力がつまっています。

4辺がすっきりと製材された天板からは感じ取れない様々な森の空気を、この耳の部分から存分に味わってください。

名脇役・スツールの魅力

スツールとは背もたれのない一人掛けの椅子を指します。
椅子の中でも最も古い形式であり様々な場面や用途で使用されていますが、
いざ家具を買うタイミングでは意外とその存在を忘れられている事が多いような気がします。

しかし、スツールは一家に一脚おすすめしたい非常に気の利く名脇役なんです。
BRUNCHでは約30種類のスツールを取り扱っていますので、
まずはどのようなタイプがあるのかご紹介いたします。

<いろんなタイプのスツールたち>

・張座タイプ

一般的によく見る形だと思います。
ラーメン屋さんなどのカウンターに並んでいるようなモノもこの部類に含まれます。
座面にウレタンクッションが張り込んであり、張地は布・革・合成皮革などさまざま。
そもそもスツールは背もたれがないので長時間腰掛けるのには向きませんが、クッションがあるぶん掛け心地は良好です。
長くお使い頂けますが、いずれ座面の張替は必要になります。

・板座タイプ

これもよく見かけるタイプだと思います。
座面が布や革ではなく無垢板でできており、張座に比べると掛け心地は劣るかもしれませんが生地の張替が必要ないのでそのまま長く使えます。
様々な使い方ができる万能タイプで、後で詳しくご紹介します。

・オットマンタイプ

張座にとてもよく似ていますが、違いは「高さ」にあります
椅子として使用するスツールの高さがおよそ420mm前後なのに対し、
オットマンの高さは少し低めです。
スツールの用途のひとつとしてソファの補助(足置き)がありますが、
オットマンは中でもソファの補助に特化したスツールというわけです。
別名フットスツールと呼ばれたりもします。

・ハイタイプ

カウンターなどの高めのテーブルやデスクに合わせて使用するタイプです。
近年多く見られるキッチンカウンターがあるお部屋の場合、このようなスツールが1、2脚あると部屋の雰囲気がぐっと増します
もちろん高さがあるので長い時間腰かけるのには向きませんが、朝ご飯をささっと食べたりちょっとPC作業をするくらいは全く問題ありません。
小ぶりなサイズ感のモノをキッチンに置いておけば、炊事の小休憩に活躍します。

<1脚あれば様々な使い方ができる>

 

上でご紹介した4タイプの中でも特に万能に使えるのが【板座タイプ】です。
他のタイプは座る・あるいはソファの補助に特化していましたが、座面=天板ととらえることでぐっと用途が多様化します。
背もたれのあるチェアではなかなかできない、スツールならではの使い方をいろいろご紹介します。

・サイドテーブルとして使う

リビングテーブルを置かない方も増えていますが、これなら場所も取らないうえ使いたいときにさっと持ってこれます。
普段からソファ前にテーブルが鎮座しているとお部屋も狭く見えてしまいがちですが、スツールをサイドテーブル代わりにできれば使いたいときだけ動かせるのでとても便利です。
リモコン・本・ノートPC・カップなど十分置けますし、もともと座るものなので安定しています。

・フラワーテーブルとして使う

お部屋の一角がちょっと寂しい、そんな時はスツールに花や雑貨を置いてみるのもおすすめです
店内のディスプレイを考える際もスツールは大活躍してくれます。
上の写真のように季節の花を飾ってもいいですし、観葉植物にもう少し高さが欲しい時などはスツールに乗せれば高さが出て部屋にメリハリが生まれます

・チェアの代わりとして使う

スツールとしての本来の使い方ですが、1脚あるとないとでは大違いです。
急な来客時など「椅子が足りない!」といった時はスツールを持ってきましょう。
中にはスタッキング(重ねる)できるタイプもありますので、部屋の隅に重ねて置いておけばちょっとしたディスプレイにもなりますし、なにより場所をとらずに仕舞っておくことができます

 

<使い方にあったスツールを選ぶ>

今回は万能型の板座タイプに焦点を当てましたが、「どう使うか」によっておすすめは変わってきます。
足置きとして使用するのであればオットマンタイプがおすすめですし、普段使いにチェアの代わりにするのであれば張座がいいかもしれません。
どのタイプであっても買って損なしの名脇役だと思いますので、家具をご購入の際はどうかスツールのことを思い出してみて下さい。

1脚あるだけで普段の生活がちょっと便利に、いつものお部屋が少し華やかになると思います。

 

ローテーブルと周辺家具の関係

リビングにローテーブルを置いている、もしくは置きたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
ローテーブル単体の形や高さに関しては、各ご家庭での使い方や合わせるソファ等との相性によって様々な選び方がありますが、今回は、ローテーブルをいざお部屋に配置するにあたり、気をつけなければいけない点…『ローテーブルと家具との関係』について注目してお話ししたいと思います。

●生活動線を考える
家具の配置を考えるとき、考えなければいけないのが「動線の確保」です。
大きなソファを置きたい、ダイニングテーブルの幅は○cm以上は欲しい…など、「欲しい家具」の条件は皆さまお持ちかと思います。
しかし、それらの条件しか考えずにいざ家具を揃えて置いてみると、人が通行するスペース、つまり『動線』が、十分に確保できない場合があります。

例えばこちら。約10畳のスペースに3Pソファ、広めのテーブル、大きめのサイドボードやTVボードを配置しています。
図面を一見するだけでも、窮屈で狭苦しい印象ですね。
これでは、人が通行するのに十分なスペースが確保出来ているとはいえず、結果的に使いづらい空間になってしまいます。せっかく素敵な家具を揃えても、それでは意味が無いですよね。

一般的に、よく使われる動線となる通路を挟む家具と家具、家具と壁の距離は人一人が通るには60cm以上、二人が通るには90~120cmは必要と言われています。
食卓周りなど、物を持って通ることが多い場合には、一人が通る場合でも80cm以上の幅があるのが理想です。

その基本動線以外にも、「この場所にはこのくらいのスペースがあったほうがいい」というポイントがいくつかございます。
今回は、ローテーブルとその周辺の家具に焦点を当てて、それらをご紹介したいと思います。

●ローテーブルとソファの距離

ソファに座ったとき、ローテーブルはどのくらいの位置にあると使いやすいのでしょうか。
実は、ソファの座面の高さによって少し変わってきます。

<一般的な高さのソファの場合>

一般的な40cm前後の座面高のソファをお使いの場合は、ソファとローテーブルの間は30cm程空けておくと良いでしょう。
その程度のスペースがあれば足を軽く曲げて床に下ろした姿勢でもリラックス出来ます。
逆に間を空けすぎると、テーブルの上の物を取るために腕を遠くまで伸ばさなくてはならなくなり、使いやすいとは言えません。

<ロータイプのソファの場合>

座面が低めに設定されたロータイプのソファをお使いの場合、足を床に下ろした際、前に投げ出すような姿勢になります。そのため、ローテーブルもその分距離を取って配置する必要があります。座面の高さにもよりますが、40cm程を目安に空けておくと良いでしょう。
ちなみに、ローソファに合わせる場合はローテーブルも低めの高さの物をお選びいただくとより使いやすくなります。

●ローテーブルとテレビボードの距離

テレビボードの前で、AV機器を操作したりする機会は意外と多いもの。お掃除の際にも、ある程度スペースがないと動きづらいですよね。


テレビボードには引き出しやフラップ扉が付いている場合も多いので、それらが開いた状態でも作業をしやすい広さは確保したいところです。
テレビボードからローテーブルまでの距離は、引き出しなどが無い場合は50cm以上、ある場合は70cm以上は取られていると良いでしょう。

『快適な空間』を作るには、素敵な家具を揃えるだけでなく、それらの配置の仕方も大切なポイントです。今回は、リビングの中心に配置する場合が多いローテーブルに焦点を当てて、その周辺の家具との最適な距離についてお話しさせて頂きましたが、当然、他の家具にも同じように、快適にお使いいただくのに必要なスペースがあります。
とはいえ、今回ご紹介したものも含め、数値はあくまでも基準。実際は通行の頻度や人数、家具の仕様などによってそのご家庭における最適なスペースは前後する場合もございます。
困った時は、新聞紙を家具の大きさに切って床に配置し、その周りを動いてみると、ご自宅でも実際のサイズを体感できます。
宜しければお試し下さい!

2本脚と4本脚、どちらが生活スタイルに合うか考えてみましょう。

ダイニングテーブルと言えば4本脚が主流。

どこに行っても必ずありますよね。
ご検討されてるのも4本脚の方が多いと思います。
ですが2本脚のダイニングテーブルもご覧になられた事があるかと思います。

店頭で2本脚のテーブルを見ても、ピンとこないかと思います。
でも知らないと本当に4本脚のダイニングテーブルが生活スタイルにあってるかどうかわからないですよね。
そこで、4本脚と2本脚と違い見ていきましょう。

■4本脚
脚が四隅についている為、木口面(短手)も常時座ることを考えると、
脚に邪魔される事なく座ることが出来ます。

このようにお子様のチェアを合わせても心地よくお使い頂けます。

ベンチを使用する場合は、出入りの際にテーブルの脚は邪魔になってしまいます。
ベンチを引かなくてはならないので、一緒に座って人も動くことになるか、
またいで出るかのどちらかです。

あとは脚間ですね。
もしスペースの問題であまり大きなサイズが置けない場合。
チェアの並べて仕舞い込めるか、隣との距離が気になったり、
チェア自体もコンパクトなチェアを選ばなくてはならないと少し制限が出てきてしまいます。

■2本脚
四隅に脚があるわけではないので、脚間を気にせず座って頂けます。
位置によっては脚が邪魔になる事もありますが、
角を気にせずご来客が多いときは囲って座って頂くことが出来ます。

またベンチの場合、動かさなくても横から座って頂く事が出来ますので、
一緒に座ってる方も動かなくてすみます。

木口面(短手)に座ろうとすると脚が邪魔です。
またいで座って頂ければ座れない事もありませんが、
毎回の食事となると少々邪魔に感じると思います。

4本脚と2本脚には、それぞれ便利なところ・不便なところがございます。
もちろんデザインの好き好きもありますが、
ダイニングテーブルのサイズ・家族構成・チェアの組み合わせ・ご来客の回数や人数。
生活スタイルによってどちらが合うかを考えてみるのも良いと思います。

一枚板と接ぎ合わせのテーブル、見た目以外の違いは?

木のテーブルを分類するひとつの方法として、「一枚板」と「接ぎ合わせ」に分けることができます。
「一枚板」はその名前の通り、どこにも接ぎ目がない一枚の板、「接ぎ合せ」は2枚以上の板をつなげたテーブルです。

それぞれのテーブルを比べてみると・・・


一枚板のテーブルは、切れ目なくつながった木目ということが分かります。
そして中央に曲線の木目、両端にいくについれ落ち着いたまっすぐな木目に変わっていく様子が見てとれます。
接ぎ合わせのテーブルは何枚かの板をつなげてテーブルにしています。

横から見るとさらに差が分かりやすくなっています。

このように見た目としての違いはもちろんですが、普段目には見えない部分を中心にそれぞれの違いを説明したいと思います。

 

■流通の違い

一枚板と接ぎ合わせでは流通方法が異なり、一枚板の場合は基本的に原木(丸太の状態)で仕入れ、仕入れ後に製材(カット)、乾燥させていきます。

ちなみにこのブログをご覧になっている方で、丸太の仕入れを経験している方はいないと思いますが、丸太の状態では大きさと外見しか判断する材料がなく、中身が分からない状態のため、原木の仕入れには職人の目利きによる部分が大きく関わってきます。
そのため実際に製材してみると、腐っていて使えないこともしばしば。見た目では10枚ほど一枚板が製材できそうな大きな丸太でも、実際は2~3枚しか取れないこともあります。

さらに製材後の乾燥の際に生じた割れや反りなどの不具合でテーブルとして使用できなくなることもあるため、実際にその丸太から商品になる一枚板が何枚取れるかは、未知な部分が多くあります。
乾燥にも天然乾燥・人工乾燥と段階を分けながら何年も時間を要するため、丸太を仕入れたからといってすぐには商品として完成するわけでなく、非常に手間暇がかかります
乾燥についてはこちらをご覧ください。


天然乾燥中の一枚板。
木は伐採直後は水分を多く含んでいるため、何年もかけて少しずつ含水率を下げていきます。


天然乾燥の次は人工乾燥。
天然乾燥では含水率を下げる限度があるので、気温や湿度などを調整できる倉庫の中でさらに乾燥させます。


乾燥中に反ってしまった一枚板。残念ながらテーブルとしては使えません。
このようにいくつもの振るいにかけられながら残った一枚板が今店頭に並んでいると思うと、あらためてその価値を感じます。

たいして接ぎ合わせのテーブルの材料は、既に板の状態に製材された状態で流通しています。
ちなみにウォールナットやブラックチェリーといった北米産の材は、いくつもの板をひとつにまとめた形で国内に輸入され、タモやナラなどのロシア産の場合は丸太で仕入れ後に日本で製材を行うことが多いようです。


イラストのようにバンドでまとめられたひとつの山が1バンドルです。厚みは揃っていますが、幅はさまざまなものがまとめられています。

こうして市場に流通した板材を購入するわけですが、購入はバンドル単位や1枚からなど、販売元によりいろいろと異なります。
これらは事前に製材・乾燥まで行っているため、いわば下準備が済んだ状態で流通していますので、一枚板に比べ時間、価格的なロスを少なくすることができます。

 

■作り方の違い

例えば4人掛けのテーブルの目安となる奥行き80cm以上のテーブルの場合は、乾燥による縮みを考慮すると100cm近い直径の丸太、樹種により成長の速度が違いますが樹齢にして100~200年以上となります。つまり今ある一枚板は少なくとも100年昔に生えていた木ということですね。ちょっと想像できないくらいの途方もない時間です。

直径が100cmを超える木が世界中のいたるところに生えているわけもなく、伐採すればするだけ数は少なくなっていきます。新しく木を植えようにも一枚板を採るためには100年以上の時間を要するために、年々一枚板の価格は上昇しています。それだけ一枚板は「希少」ということです。

たいして一般的なテーブルは、2枚以上の板を接ぎ合せており、仮に1枚の板が10cmとすれば10cm×8枚=80cmのテーブルが出来上がります。

その性質から一枚板のテーブルに比べると安定した供給と価格を抑えることができ、極端に言えば接ぎ枚数が増えれば増えるほど供給の安定と価格を下げることができます。
(ちなみに接ぎ合せる方法はいろいろとあり面白いのですが、それはまた別の機会で。)

ただこれもあくまでも「一枚板のテーブルに比べて」という範囲で、実際日本では高度成長期以降、広葉樹が減り続け現状は外材に頼っている状態です。一枚板にしろ、接ぎ合わせの板材にしろ、良質な材料と安定した価値を提供することが少しずつ難しくなっている現状は本当に悩ましい限りですね。

最後に余談ですが、「一枚板と接ぎ合わせのテーブルはどちらが丈夫ですか?」というご質問をいただきます。
反りや割れにたいしては、一枚板だから、接ぎ合わせだからというよりも、しっかり乾燥させているかどうかの方が重要になってきます。もちろんBRUNCHで取り扱っているテーブルはどちらもしっかりと乾燥させていますし、アフターサポートの体制もしっかりと整えております。
なのでテーブル選びの際はその点はお気になさらずにお選びいただければと思います。

BRUNCHが取り扱うデザイナーズダイニングチェアのご紹介~日本編Part1~

BRUNCHにて取り扱うダイニングチェアは全部で123脚。
その中でデザイナーが手掛けたチェアは61脚と約半数を取り扱っています。

外国のデザイナーは5人、日本のデザイナーは15人。
今回は、その中でも国内で活躍する人気の5名のデザイナーに絞ってご紹介させていただきます。

Kazuteru Murasawa
村澤 一晃
1965年 東京生まれ。
ICSカレッジオブアーツ卒業、垂見健三デザイン事務所勤務
1990年  セルジオ・カラトローニ・デザイン建築事務所(イタリア・ミラノ)に勤務。
1994年 ムラサワデザイン開設を開設。

 


*上段右から、CH-0026/CH-0272/CH-0175/CH-0123/CH-0038/CH-0025
*下段右から、CH-0129/CH-0162/CH-0126/CH-0036/CH-0011/CH-0262

 

イタリアのデザイン事務所で培った美しく繊細なフォルムが特徴的なデザイナー。”チェアのデザイナーといえばこの人”と呼ばれており、数々の賞を受賞しています。

BRUNCHの取り扱いのシリーズは11シリーズでその中では、2002年(CH-0036)、2005年(CH-0025/26)、2007年(CH-0018)が、グッドデザインを受賞しています。

CH-0026-BC アームチェア 2005年グッドデザイン賞 受賞

丸みのある優しいフレームは洗礼された細さでスタイリッシュな印象を与えてくれます。
手になじむ丁度良い太さで、無垢の手触りを存分に楽しんでいただけます。
10年以上前のデザインですが飽きることの無い、不動の人気を保っています。

 

 

Makoto Koizumi
小泉 誠
1960年東京生まれ。
建築やプロダクトデザイナーの原兆英・原成光両氏を師する。
1990年コイズミスタジオ設立。
2003年「こいずみ道具店」設立。
2003年「デザインの素」出版。
2004年ギャラリー間展覧会。「と/to」出版。

*上段右から、CH-0155/CH-0054/CH-0149
*下段右から、CH-0130/CH-0032/CH-0172

建築デザイナーでもある小泉氏ならではのデザインが直線的でありながらコンパクトでどこか可愛らしさもあるデザインです。

 

 CH-0155 ダイニングチェア 2009年グッドデザイン賞 受賞
背中にあたる2本のアーチが美しく優しく体重を受け止めてくれます。
背から滑らかに繋がる脚はフィンガージョイント構造で組まれデザイン性と耐久性を兼ね備えたデザインになっています。
重なり合う”U”がどこから見ても美しいデザインのチェアで、建築構造と家具プロダクトのセンスが融合するデザイナーです。
Motomi Kawakami
川上元美
1940年 兵庫県生まれ。
1964年 東京芸術大学美術学部工芸科卒 ID専攻
1966年 同大学美術研究科修士課程修了
1966年 アンジェロ・マンジャロッティ建築設計事務所勤務(ミラノ)
1971年 川上デザインルーム設立
 
*CH-0194/CH-0195
国内外の数々のデザインコンペで受賞を遂げる川上氏は日本デザイナーの草分け的存在。
家具デザインに限らず身近なプロダクトデザインから環境デザイン、橋のデザインまで幅広く活躍しています。
CH-0194 ダイニングチェアは板座の中でもダントツの人気を誇るチェアで座面の滑らかに削られた”座ぐり”と呼ばれるくぼみは木なのにフィットするふわり心地の良さです。デザインと職人の腕が見事に発揮されたチェアと言えます。
安定感のある背板とハーフアームはくつろぐ時の利便性に優れ、ひと続きに伸びた脚は男性らしく力強い印象を与えてくれます。
Inoda+Sveje
イノダ+スバイエ
1971年 猪田恭子 大阪府生まれ。
1969年 ニルス スバイエ デンマーク生まれ。
2000年 「inoda+sveje」デザイン事務所設立
2003年 ミラノを拠点として活動中
1996年にイタリア・ミラノで建築デザインを学んだ猪田氏は家具を専門として数々の展覧会で活動。2000年にニルス・スバイエ氏とデンマークのコペンハーゲンにて日本とデンマークのデザインを融合させたシンプルかつ存在感のある作品を生み出しています。
家具だけではなくプロダクトから医療器具や家電、自転車などインダストリアルデザイナーとして幅広く活躍中の二人です。

 

*CH-0179/CH-0204

CH-0179ダイニングチェアは、森美術館が監修のレストラン「THE MOON」(六本木ヒルズ森タワー52F)のダイニングチェアとした選ばれました。

BRUNCH × THE MOON

大きく包み込むようなフレームに有動的な座面が心地よく木に包まれているような安心感のある座る心地です。

極限まで削り込んだ滑らかな座面は、人間工学に基づきデザインされていますので板座とは思えないほどの底つき感。日本の高い技術が合ってこそ実現出来たデザインなのです。

家具に必要な”使いやすさ”とデザイン性の良さ”芸術性”が絶妙なバランスで融合した唯一無二のダイニングチェアと言えるでしょう。

 

 

 

Naoto Fukasawa
深澤 直人

1956年 山梨県出まれ。
1980年 多摩美術大学美術学部プロダクトデザイン科卒業
1980年 諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)入社
1989年 アメリカのデザインコンサルタント会社IDEO入社
1996年 IDEO Japan設立
2003年 Naoto Fukasawa Design 設立

深澤氏が手がけたプロダクトは誰でも一度は見たことがあるものばかり。無印良品や±0、携帯電話(AU)など国内外の大手企業のデザインを手がけています。

また、武蔵野美術大学や多摩美術大学の教授を就任し、グッドデザイン賞の審査委員長も努めている現代を代表するプロダクトデザイナー。

*CH-0015
2008年に発表された「HIROSHIMA」 シリーズ。
どんなシーンでも使用出来て何十年と愛されるシンプルの中にもデザイン技術の高い日本が誇れるダイニングチェアです。
長年にわたって家具製作を手がけて来きた日本の職人が、精密な機械で木部を削りだし、手で仕上げたチェアは非常に技術性が光っています。
アーム部分は平行していながら微かにアールがついていますので体重をかけやすく背や脚に繋がるカーブが一定の流れとリズムを作り美しさが生まれています。
また、座面には”ダイメトロール”を使用し座った時の底つき感を軽減していますのでゆったりとした座り心地を実現しています。
さて、BRUNCHがセレクトしますデザインダイニングチェアはいかがでしたでしょうか。今回ご紹介したダイニングチェアは全て日本の高い技術とデザイン性が融合した素晴らしいチェアたちです。
是非、実際に”触れて・見て・座って”相棒となる一脚に出会ってください。

まるーいダイニングテーブル

こんにちは、BRUNCHです。

今回はまるーいダイニングテーブル、ということで、円テーブルと呼ばれるようなダイニングテーブルをお勧めしたいと思います。

実は普段、店頭でお客様とお話しする際には円テーブルは積極的にはおすすめしておりません。
というのも四角いお部屋が多い以上、実用性は通常の四角いダイニングテーブルに劣りがちなためです。
デザインの好みはお客様自身に決めて頂き、その上で使いやすさのお話しをするのが通常の流れなので、なかなかお勧めするタイミングはありませんし、使い勝手について聞かれれば、四角の方が上ですと素直に答えてしまうものです。

しかし、四角いテーブルよりも、円テーブルの方がお部屋にデザイン的にアクセントを与えれれますし、使い勝手の面でも四角いテーブルを上回る場合があるので、個人的にはおすすめしたくなる仕様のテーブルでもあるのです!


<TA-0408 円テーブル>

それではまず円テーブルのメリットを確認しましょう。

1. お部屋のアクセントとなる
2. 座っている皆の顔が見やすい
3. 全員からテーブルの中央に手が届きやすい
4. デザイン的に尖っていない
5. 座る人数が限定されない

そして円テーブルのデメリットも一応あげておきます。

1. テーブルの面積に対し、設置に必要なスペースが大きい
1番のデメリットはやはりこちらですね。
例えば直径1200mmの円テーブルと幅、奥行き1200mmの正方形のテーブルならば正方形のテーブルの方が面積は大きいですが、4人掛けと考えると設置に必要な面積はほぼ同じとなります。

2. 壁付けが似合わない
こちらは無理とまではいかないのですが、やはり四方を使っての円テーブル。
壁付けしてしまうとデザイン上の魅力も半減してしまいます。
そのため、お部屋の中央に置かざるを得なくなりますので、デメリット1同様お部屋のスペースを取ることとなる場合があります。

このように良いところもあれば当然長方形と比べ劣る部分もある円テーブル。
しかし、そのデザイン上の魅力に惹かれてしまった方にはさしたるデメリットでも無い場合も多いと思います。
BRUNCHで取り扱っております円テーブルの一覧は以下のページを開いて頂き、上部にあります「検索キーワード」の項目で「円テーブル」を選んでいただくとご覧頂けます。
https://www.brunchone.com/search/dining_table/

お部屋のスペースに都合がつくようでしたら、円テーブルもダイニングテーブルの候補に入れてみてはいかがでしょうか。