収納家具の脚の形状というのは様々なものがあります。
脚がもたらす影響は機能面、見た目の面ともに大きく、収納家具を選ぶうえでとても重要なポイントとなります。
今回は脚の形状がどのように家具に影響するのかを、ご紹介したいと思います。
<脚のカタチ>
■台輪タイプ
まずは代表的な脚のカタチである台輪タイプ。
もっともよく見かけるスタンダードな脚のタイプかと思います。
どしっとした安心感と堅牢な雰囲気があり、床とほぼ全面が接地していますのでお掃除の必要がありません。
堅実で実直な脚タイプかと思います。
■木製脚タイプ
脚の形状はまた様々ですが、木製の脚で床から浮かせたようなタイプです。
円柱、円錐、角柱などありますが、最も多いのは上の写真のような円錐タイプではないかと思います。
本体が床から浮いているので軽やかでスタイリッシュな印象になります。
またお掃除は必要になりますが、最近だとお掃除ロボットに下を掃除してもらうために敢えてこのタイプを選ばれる方も少なくありません。
モダンで軽やかな佇まいを求められる場合はこのタイプがおすすめです。
■金属脚タイプ
こちらも床から浮いたようなデザインですが、木製の脚よりもさらにモダンな印象な金属脚タイプ。
木脚よりも強度が期待できますので、できるだけ細く長くできるというメリットがあります。
上の写真はステンレス脚ですが、下のような鉄脚などもあります。
ぐっと軽やかな印象が強まったかと思います。
木製家具の中のワンポイントとしても近年とても注目が高まっています脚タイプ。
<それぞれのメリット・デメリット>
収納家具の脚タイプは大きく分けて上の3タイプです。
そこで、それぞれの脚のメリットとデメリットをご紹介します。
■台輪タイプ
メリット
・床と全面が接地しているので基本的にお掃除の必要がない。
・他の脚に比べ、安価に製作できる。
デメリット
・シンプルな分、デザインを施すなら本体部分のみになる。
・どしっとした印象は好みによっては重く感じることも。
■木製脚タイプ
メリット
・軽やかな印象になり、圧迫感が少ない。
・脚のデザインにより表情に変化が生まれる。
デメリット
・本体下はホコリが入るのでお掃除が必要。
・台輪に比べると高額になる。
■金属脚タイプ
メリット
・金属ならでは強度で長く細い脚も製作可能。木製脚より軽い印象にできる。
・脚が家具自体やお部屋のポイントになる。
デメリット
・木製脚タイプと比べても高額になる。
中には本体よりも脚の方が長いチェストなどもあります。
このように脚ひとつとっても様々な形状があり、それによって見た目の印象や使い勝手がガラッと変わります。
収納家具をお考えの際は、ぜひご検討の参考にしてください。