使いやすさで選ぶキッチンボード

キッチンは、家の中で最も収納力が必要とされるエリア。
一つでも場所を取る家電製品から細々とした食器類まで、近くに置いておきたい物の種類は多岐に渡ります。
そんな場所で活躍するのがキッチンボードです。

調理に必要なものもしっかりと収納できる一方、ただの食器棚とは異なり、カウンターボードとしての機能も兼ね備えているタイプのものも多く、お料理の作業効率もぐんと上がります。
それだけに、使いやすさには一層こだわりたいアイテムの一つ。

デザイン以外に大して差なんて無いんじゃないの?と思う方も多いかもしれませんが、ちょっとした違いが意外なほど使いやすさに繋がってくるのがキッチンボード。
今回はその違いをいくつかのポイントに分けてご紹介していきます。

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【ポイント① スライド収納】
スライド式のカウンターは、炊飯器や電気ケトルなどの家電を置く際、発生する蒸気をキッチンボードの外側に逃がす事で、上部の棚の底面が傷んだり、カビが生えてしまうのを防ぎます

こちらはオプションでカウンター部分にスライドカウンターを付けることが出来るタイプ。
もし蒸気が出るような家電を置く必要が無いのであれば、付けずに作業スペースを広く取っても良いでしょう。

こちらはカウンターの下にスライド収納があるタイプ。
家電を二つ並べて置くことも出来るほどの広さがあります。
置きたいキッチン家電がたくさんあるご家庭では、こちらのようなスライド収納が広めのキッチンボードが使いやすいでしょう。
でも、あまり下のほうに置いてしまうと、炊飯器からご飯をよそったり、トースターから料理を取り出す、などの作業がし辛いのではないか、と思いませんか?
そこで次のポイント!

【ポイント② 高さ】

CA-0127 キッチンボード

CA-0198 キッチンボード

写真だけでは分かりづらいですが、CA-0127キッチンボードのカウンター部分までの高さが850mmに対し、CA-0198キッチンボードのカウンターの高さは1040mmと、190mmも高くなっています。
近くに立ってみると、より「高いな!」と思うかもしれませんが、カウンター上でレンジなどを使った時に中の様子をうかがいやすく、料理の出し入れも楽に出来ます。
さらにスライドカウンターに置いたキッチン家電も低くなりすぎず、使いやすい高さに。
全体の高さは、CA-0127は1800mm、CA-0198は1900mm。
上部の棚のことを考えると、小柄な方にはCA-0198は少し高すぎると感じられるかもしれません。
一番頻繁に使う方が、最も使いやすい仕様を選ぶことが大切です。

【ポイント③ 引き出し】
キッチンボードは収納力があってこそ!
引き出しの容量・形と、ご自身が収納したいものとを比べて最適な収納スペース
を備えているものを選びたいですね。

カウンター下が全て引き出しになっているタイプ。
最も無駄なスペースが少なく、たっぷり収納できる形です。
このように高さの異なる引き出しの組み合わせになっているタイプは、大きいものや重いもの、使用頻度の高くないものは下の引き出しへ、逆に毎日出し入れするような物は上の引き出しへ、と使い分けがしやすくなっています。

こちらはカウンター下が一部スライド収納になっているため、引き出しの容量は上の写真のタイプほど大きくはありません。
しかし、その代わりに縦長の収納を取り入れることで、通常の引き出しにはしまいにくいビンやボトル類も楽に収納できるようになっています。

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キッチンボードはお料理をする人にとってはとても重要なアイテム。
物の置き場一つで作業効率がぐんと上がることもございます。
収納したい物やその配置、サイズ感やその人それぞれの使い方など、実際の暮らしを想定しながら、本当に自分にあった仕様のキッチンボードを選びましょう。

【今回ご紹介したキッチンボードの詳細はこちら】
CA-0127 キッチンボード ⇒ https://www.brunchone.com/catalog/cabinet_0127/
CA-0198 キッチンボード ⇒ https://www.brunchone.com/catalog/cabinet_0198/

一枚板?ブックマッチ?耳付きテーブルの種類

テーブルの側面に丸太の外側をそのまま残した
」付きテーブル。

耳のシルエットや色合いが一枚一枚異なるため、
同じ木だとしても、それぞれ違う表情をしています。


■両端を真っすぐカットしたテーブル


■両側に「」を残したテーブル

無垢材の魅力を、よりお楽しみいただける点が
」付きテーブルの魅力です。

そんな耳付きテーブルには、3種類の形がございますので、
それぞれの特徴を紹介いたします。

 

【1】一枚板

■天板の厚み:平均50mm前後
■より自然の魅力が感じられる
■他のテーブルにはない、圧倒的な存在感がある

名前の通り、丸太から切り出した接ぎ目のない一枚の板です。


迫力のある木目、天板の厚み。
最大の魅力は、やはりその存在感にあります。


テーブルのサイズが採れるまでには、
樹齢100~400年ほどが必要になります。
生きてきた証を、その身にすべて宿しています。


世界にたったひとつ
まさに一生ものにふさわしいテーブルです。

 

【2】ブックマッチ

■天板の厚み:35mm前後
■耳付きテーブルの中で、最も高いデザイン性
■モダン、スタイリッシュさを併せ持つ


分厚い一枚板を半分の厚みに切ることで、
同じ木目を持った一枚板を横並びにしています。


本を開いた形に似ていることから、ブックマッチと呼ばれます。
左右対称になった木目がポイントです。


他の耳付きテーブルにはない、
洗練されたデザインがブックマッチの特徴です。
中央のスリットは有無をお選びいただけます。


対になった一枚板を、何十年もかけて同じ状態に育てあげる。
その大変な作業を経て、生まれるブックマッチ。
その価値は一枚板と等しいほどです。

 

【3】接ぎ合わせ

■天板の厚み:35mm前後
■合わせる空間を選ばない万能性が魅力
■サイズ展開が豊富


何枚かの板を繋ぎ合わせて1枚の天板を作ります。


3種類の中で、一番シンプルなデザインです。
どの空間にも馴染みやすい点が魅力です。


シンプルな中に、程よく感じるの存在感。


接ぎ合せることで選べるサイズの選択肢が増えます

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このように、3種類それぞれに特徴・魅力があり、
また、脚を自由にお選びいただけるという、
耳付きテーブルならではの特徴を活かし、
天板の特徴と脚の組み合わせ次第で、
いかようにもテーブルの雰囲気を変えることができます。


■テーブルの脚一覧
(人気の「鉄(アイアン)」、定番の「木」など豊富にご用意)

今まで「」にご興味がなかった方も、
どうぞこの機会に耳付きテーブルをご覧いただければと思います。

ダイニングテーブルとその面形状

ダイニングテーブルの印象を決める要素の一つに、天板の面形状があります。
面形状とは天板の木端、木口の形状の事。

テーブルによって様々な形状ではありますが、幾つかのバリエーションに分ける事が可能です。

1. 角面
多くのテーブルに使用されている形状です。

もっともシンプルで、もはや形状として意識されないかもしれません。

四角い形はほとんどのお部屋と同じ形。

落ち着きがあり、他のデザインの邪魔をしません。

ダイニングテーブルの構成要素として重要なポイントの一つである天板の厚みもはっきりと分かるデザインであるため、天板の厚みが売りのテーブルは基本的にはこのデザインになっています。

上の写真のテーブルはTA-0604で厚み38mmですが、こちらTA-0202は27mm。

特別に薄い天板ではありませんが、38mmと比べるとスリムに見えます。

そんな天板に合わせて、細身のスチール脚を組み合わせる事で、重厚さが不要という方に支持されています。

2. 丸面
天板の縁が全体的に丸みを帯びているデザインです。

写真のTA-0609 ダイニングテーブルの場合、緩やかな丸みで優しく温かみのある印象になります。

角がありませんので、お子様が頭をぶつけてしまう事が心配な方にもオススメのデザインです。

天板の縁を握った場合も、角がない事で安心感が得られると思います。

3. 船底面
天板の縁の下の方が削られ、船の底のような形状になっているものです。

船底面には上記写真のTA-0067のように丸みを帯びているタイプと角ばったデザインのタイプがあります。

それにより大きく印象は変わりますが、共通して軽やかで、洗練された印象になります。

天板も薄く見えてきますので、重厚感があるダイニングがお好きでは無い方にもオススメです。

こちらは角ばったデザインの船底面 TA-0551です。

天板をななめにカットしたデザインでTA-0067の船底面と比べると温かみが無くなり、シャープな印象になりました。

面形状についてはご紹介したデザインのバリエーション違いや、それを組み合わせたものなど千差万別で、さらには天板自体の形が円や楕円形である場合などには上でご紹介した内容とは機能や印象が違ってくる場合もあります。

一つのテーブルで複数の面形状の中からお選びいただける場合もございますので、ご不明点がありましたらお気軽にスタッフへご質問下さい。

脚のない収納家具

壁面収納や壁付け収納という言葉をご存じでしょうか。

通常壁面収納とは壁面すべて、あるいは床から天井までをすべて造作の収納にすることを指しますが、このような壁面の一部を収納にする方法もあります。

収納家具から脚をなくすことは見た目、使い勝手などにどのような変化をもたらすのか。
今回は壁付け収納家具のメリット・デメリットについてご紹介いたします。

<収納家具の脚>

そもそも収納家具の脚にはどのようなものがあるのか、まずはご紹介します。

■台輪脚

最も代表的な脚で、底面全体が床に接地しているように見えますが、裏から見ると口の字になっています。
見た目通りの安定感があり、テレビボードなどに多く見られる脚です。
家具下にホコリが入ったりしないので、掃除の必要がなく使いやすい

■木製脚

サイドボードなどに多く見られ、こちらもスタンダードな脚です。
収納部本体を床から浮かせることでスッキリとした印象になりますが、下にホコリなどは入りますので掃除のため、ある程度の脚の高さが必要。
幅が大きいものなどは中央のたわみを防ぐため、中心に中脚が入ることがあります。

■金属脚

昨今の技術進歩によりさまざまな形・強度の金属部品が登場し、増えてきた金属製の脚。
木材よりも強度があるので、より細いもの、長いものの製作が可能。
単調になりがちな木製家具のワンポイントとして取り入れる方も増えています。

 

<脚のない収納家具>

では次に脚がなくなるとどうなるのか。
こちらがBRUNCHオリジナルの壁付け収納CA-0138です。

壁に直接取り付けることで脚をなくし、収納部分が独立しています。
まずなんと言ってもすごくスッキリとし、生活感がない印象をもたれるのではないでしょうか。
一般的な脚もの収納と比べるとその存在感は一目瞭然、脚をなくすだけでこれだけ印象が違います。

では壁付けにすることで生まれるメリットとデメリットを細かくご説明いたします。

<メリット>

■生活感がなく、スッキリとした印象

上にも書きましたが、これが選ばれる方の最も多い理由だと思います。
壁付け収納にすると、とにかくカッコいいです
宙に浮いたような収納部は、脚もの家具では表現できない美しさと部屋のシンボルになる存在感があります。

■掃除が容易

脚がないので家具下の掃除が容易です。
お掃除ロボットはもちろん、掃除機やフローリング用ワックスも楽に使用でき、脚の強度を考えなくてよいので床から収納部までの距離を広くとれます。

■部屋が広く、明るく見える

床が見える事で部屋全体が明るく、広く見えます。
また収納部の底に床に向けてダウンライトなどを取り付ければ、収納部下がより明るくなるのはもちろん、ホテルのような高級感を演出できます。

 

<デメリット>

■取付に工事が必要

これは壁付け収納をご検討される方が、まず頭を悩ませるところではないでしょうか。
通常お部屋の壁は石膏ボードという薄い壁で覆われていることがほとんどです。
しかしこの石膏ボードは非常に薄く脆いため、そのまま家具を取り付けることはできません。
このような壁付け家具を取り付けるには石膏ボードよりも奥にある芯(根太)を狙って固定します。
あるいはリフォームやご新築のタイミングであれば、石膏ボードの向こう側に芯材を入れてもらってください。そうすればどこでも取り付けることが可能になります。

■容易に動かすことができない

お察しの通り、壁に固定しますので一度取り付けたら容易に移動することはできません。
気軽に部屋の模様替えなどされたい方にとっては、脚もの家具のほうが相応しいかもしれません。

 

<壁付け収納と壁面収納>

壁を利用した収納方法に壁面収納と呼ばれるものもあります。
こちらは床から天井まですべてを収納にする方法で、搬入組立に時間はかかりますが、壁自体への取り付けは必要ないので賃貸のお宅でも設置が可能です。

もちろん収納力もありますが壁付け収納が『見せる』ことに特化しているのに対し、壁面収納の魅力は『収納力』の方にあります。

壁面すべてを収納にすることで、生活に必要なほとんどのものは仕舞え、将来的に増えるであろうものへの予備収納としても機能します。
また基本的には一面を収納にし、床と天井で突っ張ってくれますので、地震の際など倒れてくる心配が軽減されます。

 

このように、壁面を利用した収納家具は部屋の雰囲気をグッと高めてくれる事に加え、機能的にも非常に優秀です。

ご新居やリフォームのタイミングをはじめ、もし気になられた際はお気軽にBRUNCHへご相談ください。