こんにちは、
一枚板テーブルとオーダーメイド家具の店 BRUNCH です。
夏日や、急な雷雨もあったりと、不安定な天候ですが、
初夏の爽やかな風が心地よい季節になってきましたね。
私は先日みなとみらい・山下公園に行ってきましたが、
バラが終わりかけ、アジサイが綺麗に色づき始めていて、
梅雨の始まりを感じました。きっと夏までもあっという間ですね!
さて、今回の家具と学ぶのテーマは、
家具作りに欠かせない『木ダボ』についてです。
<木ダボとは>
形は小さな棒状です。
主に木材同士をつなぎ合わせる「ダボ継ぎ」を行うときに必要な部品です。
ダボ継ぎとは、接合面の両方に木ダボと同じ大きさの穴をあけて
差し込んでつなぎ合わせる方法です。
木材をつなぎ合わせるには、ビス(ネジ)で留めることを
初めに思いつきますが、ダボ継ぎは釘やビスなどを使わずに
つなぎ合わす事が出来るので、見た目もきれいに仕上げられます。
実際に外から目に見えるもので無いので、印象に残りませんが、
身近なところでは木製のダイニングチェアやベンチ、収納棚など、
様々なものに使われています。
ダボ継ぎ以外には、ビスで打った痕を隠したり、
棚受けなどにも使われます。
<ダボ継ぎ>
木材と木材を組み合わせるダボ継ぎには、
木ダボ、木工用ボンド、ドリルドライバー、ゴムハンマー、クランプ、
スケール、筆記用具などが必要になります。
まず、木材の接合面の両方にダボ打ちしたいところに印をつけ、
印のところにドリルドライバーを使って木ダボサイズの穴を開けます。
穴が開いたら、片方の接合面と開けた穴、木ダボのすべてにボンドを入れ、
合せたい木材の片方と木ダボを差し込み接着します。
木ダボが穴にしっかりを入っていることを確認出来たら、
もう片方の木材にもボンドを入れ、接着します。
この時もしっかりと入るようにゴムハンマーで叩いて、
隙間が無い事を確認!
最後にボンドが完全に乾くまで、クランプで固定すれば完了です!
<目隠し>
打ち込んだビスの頭を隠すのにも、木ビスは活躍!
方法はビスを打ちたいところにすこし穴を掘り、
掘り込んだところでビス打ち、
残りの穴を埋めるように木ビスを差し込み、
飛び出た部分をのこぎりで切り落とし、ペーパーでやすれば完了です!
ビスが表に見えないので、見た目は綺麗で、
同質の木材だからこそ、とてもよく馴染みます。
今回は、あまり直接に見ることのない、木ダボについてでした!
木ダボを使った目隠しの方法は木ダボと木目を揃えたりをと
より目立たなくする方法もありますが、それはまたの機会に!
組まれている家具フレームの中、知らないことも多いので、
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
お読みいただき、ありがとうございました♪