今回の「家具と学ぶ」は「ソファ」にまつわるお話で、
ソファのクッションの中身についてご紹介したいと思います。
ご紹介するのは「フェザー」について。
ふんわりと体を包み込む極上の座り心地を演出する「フェザー」。
ソファのクッションの中身として最も人気の高いものの一つです。
そんなフェザーに関する疑問をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
出典:http://sokuup.net/?mode=permalink&no=29526
Q1:フェザーはどこから取れるの?
A:
ソファやクッションの中身だけでなく、布団や枕、ダウンジャケットなど様々な用途に使用されるフェザー。
それらに使われているフェザーはガチョウやカモ、アヒルなどの「水鳥」の羽を使用しています。
ニワトリなどの「陸鳥」のフェザーは硬いうえに保温性が悪く、水分に対しても弱いのでソファやクッションの中身には適しません。
出典:http://www.goodon.co.jp/index.php?page=92
Q2:(ラージ)フェザー/スモールフェザー/ダウンの違いって何?
A:
(ラージ)フェザーは表面の部分の羽根。
スモールフェザーは羽の内側部分の羽根。主に腹部まわりにあります。
ダウンは首の下から胸回りの部分の羽毛です。
(ラージ)フェザーとスモールフェザーには羽軸と呼ばれる芯があり、ダウンには羽軸はなくタンポポの綿毛のような形をしています。
スモールフェザーは(ラージ)フェザーよりも芯が細く、よりやわらかいクッションになります。
ダウンは1羽から30g程度しかとることができず、大変高価な素材です。
ソファのクッションの場合は布団やジャケットとは違い、
上から体重がかかるため素材の復元力が大切です。
羽軸がないダウン(羽毛)よりも、羽軸があるフェザー(羽根)の方が復元力が高いため、ソファクッションにはフェザー(羽根)が使われることが多いです。
Q3:フェザーを使ったクッションの特徴は?
A:
①ふかふかのやわらかい座り心地
じんわりと身体を包み込むような座り心地は他の素材では表現できないフェザーならではの魅力です。
②復元力が高い
フェザーはそのやわらかさから、ヘタリやすいというイメージを持たれている方がいらっしゃるかと思います。
確かにフェザークッションの場合、ソファに座ったあとがそのまま残ってしまいます。
ですがフェザーは弾力性に優れているので、実はとても復元力の高い素材です。
日頃のお手入れをまめにしていただければ、長い期間ふんわりとした状態を維持することができます。
③保温性が高い
羽毛布団や羽根布団にくるまると、とても温かいですよね。
フェザーは他の素材に比べると保温性にとても優れています。
さらに温度、湿度の調整機能にも優れているため、
冬場は温かく、夏場も快適にお使いいただけます。
Q4:日頃のお手入れ方法は?
A:
フェザークッションがヘタるのは、フェザーの羽軸が絡まってしまうことが大きな原因です。
ソファに座り、フェザーが絡まった状態のまま放置してしまうと、
湿気によって型崩れした状態のまま固まり、復元させることも難しくなってしまいます。
クッションがつぶれてきた場合はクッションを軽くたたいて空気を送り込んであげてください。
そうすることで絡まっていたフェザーがほぐれ、元のふんわり感を取り戻すことができます。
またクッションカバーが取り外し可能な場合は、
カバーから中身を取り出して、
陰干しをして湿気を逃がしてあげるとより効果的です。
クッションをたたくのは日常的に、陰干しは3~4カ月に一度くらいを目安に行っていただくとふんわりとした座り心地を長持ちさせることができます。
フェザーが使われたソファをお持ちで、
クッションがヘタってしまっているという方はぜひこちらの方法をお試しください。
では最後にBRUNCHの商品の中からフェザーが使われているソファをピックアップしてご紹介したいと思います!
同じフェザーが使われているソファでも、
フェザーの量や大きさ、クッションの厚み、一緒に使われている素材などよって、座り心地も変わります。
ソファを選ぶうえで座り心地は一番重要なポイントです。
ソファをお探しになる際は、フェザーが使われているソファも、
その他の素材が使われたソファも実際に座り比べて頂くのがオススメです。
BRUNCHではいろいろな種類の素材が使われたソファを幅広く展示しておりますので、
ぜひ一度店頭にてお試しください!