機能的な張地。

布張りのダイニングチェアを選ぶ際、
見た目のデザイン性・かけ心地も重要ですが、
【お手入れのし易さ】、【汚れの目立ちにくさ】も気になるところです。

張地の中には、
【撥水性にすぐれているもの】
【引っかきに強い】
【本革でも水拭きができる】
など、デザインだけでなく、機能性を備えたものもございます。

機能的な張地①:ラムース(Lamous)


【主な特徴】
・肌ざわり    → 極細の繊維で出来ているので、
とてもなめらかで心地よい肌触りです。

・しなやかさ → 40,000回の耐摩耗テストをクリアした強さとしなやかさがあ ります。へたりにくく、優しい座り心地を長く保ちます。

・水洗いOK → 水洗い可能です。カバーリングチェアの場合は、外して洗濯機の手洗いコースでお洗濯できます。※ドライクリーリングも可能。

・汚れにくい → 液体は表面で水玉上になるので、
すぐに吸い取るようにすると、簡単にふきとることができます。

・ひっかきに強い → 引っかきに強いので、ペットのいるご家庭でも
安心してお使いいただけます。

機能的な張地②:ナノ撥水マモルくん


【主な特徴】 水圧で汚れが落ちる強力撥水

緻密な突起物でおおわれたハスの葉は、突起物のおかげで
水と葉が触れる接地面を小さくし、水が玉上になります。
この水玉がセルフクリーニング効果を発揮しています。

ナノ撥水マモルくんは、この原理を利用し、無数の突起の役割を、
ナノテクノロジーで作り、水をかけるだけで汚れがまるで剥がれるよう
に落ちていく効果を実現しました。

機能的な張地③:RIO革


【主な特徴】表面をウレタン加工

RIO革は、表面をプラスチックの塗膜をコーティングするウレタン加工を施しています。
ウレタン加工をすることで、本革でも水拭きが可能になりました。
普段のお手入れが手軽に行えるところが魅力です。

汚れやお手入れの面にお悩みのお客様は
機能性を備えた張地の中からお選びいただくのもお勧めです。
不明点は、是非、お気軽にお問合せくださいませ。

 

”超”コンパクトなチェアたち


チェアが持つ特長には様々なものがありますが、コンパクトさというのも特長と言えます。

写真に写るTA-0389 ガラス円テーブルはサイズによって脚の寸法が変わりますが、直径900mmで製作する場合、脚と脚の間の寸法はかなりコンパクトになります。
その寸法は430mmで、BRUNCHのダイニングテーブルで最小の脚間寸法です。

そんなコンパクトスペースに収めるられる、”超”コンパクトなダイニングチェアをご紹介します!

CH-0149 ダイニングチェア

こちらのチェアの幅はBRUNCH最薄の380mm!
これならば、脚間430mmのテーブルでも難なく収まります。

一体感あるフレームのデザインも美しく、ガラス天板による洗練された印象のTA-0389 に合わせるチェアとしてぴったりだと思います。

CH-0149に次いで幅がスリムなチェアは4脚あり、その幅400mm。

CH-0018 ダイニングチェア

CH-0097 ダイニングチェア

CH-0289 ダイニングチェア

CH-0255 ダイニングチェア

これらのチェアならばまだ30mmの余裕がありますので、椅子を収める動作にも余裕があります。
千葉店ではTA-0389 ガラス円テーブルの直径900mm仕様を展示していますが、少し前まではCH-0289 ダイニングチェアを合わせて展示をしていました。
小ぶりで可愛らしいデザインもまた似合っていましたね。

ただ、個人的にはCH-0018 ダイニングチェアもオススメです!

背板の上端はスリムに削られ、テーブルのガラスと調和しています。
さらに、後脚のライン取りも綺麗なチェアなので、シンプルな形状のTA-0389 円テーブルに合わせることで、お互いが美しく見えてきますね。

このほかに、オススメなコンパクトチェアは

CH-0031 回転チェア (幅410mm)

CH-0008,CH-0183 ダイニングチェア (幅415mm)

CH-0267 ダイニングチェア (幅415mm)

CH-0290 ダイニングチェア (幅420mm)

2018/4/6時点で商品一覧ページに掲載されているチェアの中では、以上のものが幅430mmの間に収まります。

これらの超コンパクトなチェアならば、例えば幅1800mmで4本脚のダイニングテーブルの間にも3脚を余裕を持って収めることが出来る可能性が高いです!
ただ、もしそういったお使い方をご検討されている方は、まずはスタッフへご相談下さい。
今回ピックアップしましたチェアは、あくまでTA-0389 ガラス円テーブルの脚間430mmに収められるものですので、用途が違えば、もう少し大きなチェアをお選び頂いても大丈夫です。
不明点などは、お気軽にお問い合わせくださいませ。

板座のチェアの特徴について

板座のチェアについて

座面の部分が木の板のチェアに対して、どんなイメージがありますか?
私の最初のイメージは、「学校の椅子」でした。
座面がフラットで、つるつるしていて、長い時間座っているとお尻が痛くなる、そんなイメージがありました。

座面の部分が木の板のチェアの事を「板座」のチェアと呼びます。
板座のチェアはBRUNCHの商品の中では少数派ですが、それでも約30種類ございます。

ひとえに板座のチェアでも学校の椅子のようにフラットな座面のものから
座り心地が良い様に丁寧に座面が削られたもの、
座るとふんわりと包み込まれるように感じるもの、
座面の形ひとつとっても全く違う座り心地となるのが不思議です。

ところで私は板座のチェアが好きです。
そんな私が、板座のチェアについてお話します。

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【板座のチェアの特徴】

①フレームと同様に座面も一生物

無垢材の座面は、うっとりするような素敵な木目・質感を楽しむ事ができます。
折角なら、フレームのみではなくて座面にも無垢材をたっぷりと使用したチェアを使ってみたくなりますね。
天然木ならではの経年による色の変化や、お気に入りの木目や節を見つけるのも楽しく、
愛着がわくこと間違い無し!です。

②汚れに対処しやすい

布の座面のものですと汚れが気になる方も多いと思いますが、板座の場合はほぼ心配無用!
お水が垂れたり、食べ物をこぼしたりしても、さっと拭き取ればOK。
また、万が一お水がこぼれっぱなしになりシミができても、オイル仕上げの場合は紙ヤスリでゴシゴシ。
もう一度オイルを塗り仕上げれば、新品の様に蘇ります。
長く美しく、愛着をもって使用したい方にはおすすめです。

③安定感のある座り心地

言い換えれば「硬い」ということになるのかもしれませんが、
板座のチェアは座面の形を直に感じ、しっかりと座る事ができます。
長時間座る時には、クッションを乗せてお尻が痛くなるのを防ぐこともできます。

ただ、BRUNCHでおすすめしている板座のチェアは、座面が丸く削られていたりと
何も敷かなくてもお尻にフィットする形のものもとても多いです。
長時間座っていても疲れにくい設計になっています。

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板座のチェアをお探しの方は、BRUNCHのウェブサイトにてチェックしてみてください。
ダイニングチェアの「商品検索」ページより、「板座」の項目にチェックを入れて「検索」しますと
沢山の板座のチェアをご覧頂くことができます。
また、店頭でもスタッフがご案内させていただきますので、お気軽にお越し下さいませ!

 

全て木でつくったダイニングチェア~その特長

「ダイニングチェアを想像してみてください」
そう言われるとだいたいの方がクッション性に富んだ座面が付いた椅子を想像されると思います。

例えばこちらのチェアのような

体重を支える座面部にクッションを使用して身体への負担を軽減する画期的な構造です。
従来から椅子と言えば座面部分のクッション性が座り御心地の肝になるとされてきました。
それは今現在も変わることはありません。

今回お話させていただく内容は「全て木でつくった椅子」のお話です。
前に述べた座面のクッション性はございません。
しかし、日進月歩で成長した現代の日本の木工技術と、日本人のライフスタイルにマッチした全て木でつくられたチェアの特長をいくつかご紹介したいと思います。

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①座面の形状
BRUNCHで取り扱う板座のダイニングチェアの場合、無垢材だからこその技術が座面に現れています。
要は、座面の表面を身体がフィットするよう削り出すことにより、その負担を軽減させる形状です。

座面の形状をこのように削り出すことによって身体にあたる面積が広くなります。
それによって座骨に掛かる荷重が分散されるという訳です。
この技術は無垢材を使用しているからこそできる技術です。
「板に座る」=おしりが痛い
そのように思われがちですが、日本の木でつくる椅子はそのイメージを払拭した掛け心地を実現しています。
「見るより試す」一度お試しいただけると幸いです。

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② お手入れが楽

全て木でつくるチェアの最大のメリットは拭き掃除ができること。
クッションタイプのチェアと比較するとお手入れが断然楽です。
ダイニングは水物を取り扱う作業台場です。
板座であればお醤油などをこぼしても色移りや臭いが付着しづらいです。

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③ ランニングコストが掛からない

全ての事柄に言えるのが「劣化は稼働部に起こる」という点。
チェアで言うところのクッション部分がそれに相当します。
[クッション性がある = ヘタリが起こる]
解決しようがない現実問題です。
その場合はクッション部分を新しいものに取り替える方法もしくは座面を取り替えることが一般的な対応策です。
板座であれば荷重による変形は起こりません。
適度なメンテナンスを行なうことでランニングコストが掛からない点も木でつくる椅子の特長です。

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④ 板座だからできる優美なデザイン

■CH-0179 ダイニングチェア
商品URL:https://www.brunchone.com/catalog/chair_0179/

板に腰掛けているとは思えないほど滑らかに削り出された座面は、絶妙な掛け心地を生み出します。
脚部と座面を一体化させることで他ではないワンランクもツーランクも上のデザインに仕上がります。

まるで彫刻作品のような美しさで、一脚だけ置いていても空間が引き締まるほどの存在感があります。


■CA-0252 回転チェア
商品URL:https://www.brunchone.com/catalog/chair_0252/

背中と座面が一筆書きのように一体化したダイニングチェア。
円を描く背中のデザインが座面と一体化し、座面はまるではためくような波打ちを魅せる形状で削り出されています。


■CA-0051ダイニングチェア
商品URL:https://www.brunchone.com/catalog/chair_0051/

お椀のような円形の座面はろくろによって作られています。
特長的な背中のパーツは一枚の分厚い板を曲げてつくられています。
こだわり抜いた各バーツを計算し尽くして芸術品のような一脚が仕上がりました。

これらのチェアは座面を木でつくることによって木工技術の全てを出し惜しむことなく駆使し一脚の椅子を具現化しています。

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■ BRUNCHでは~

BRUNCHでは、お客様のライフスタイルに合った家具をご提案させていただいております。

お客様に最適な、一生を共に暮らす家具探しのお手伝いをさせていただけたらと考えております。

 

チェアの座面に注目 ー張座編ー

チェアには「板座」と「張座」の2種類の座面がございます。


こちらが板座。
座面が木で出来ているチェアです。


こちらが張座。
あまり聞きなれない言葉ですが、要は座面が木ではなくクッションがあったりするチェアです。

お食事後の団欒や仕事椅子など、長時間座る場合はクッションがあるチェアは魅力的です。
普段は目に見えない部分なのであまり気にされることはないかもしれませんが、このクッション部分にはさまざまな工夫が凝らしてあり、主に座り心地に大きな変化を与えます。
そこで今回はいくつか特徴のある張座チェアを構造とあわせて紹介します。

 

☑クッションについて

まず張座のチェアの中身は一般的にウレタンフォームが使用されています。

と言われてもあまりイメージが沸かないかもしれませんが、極々簡単に説明するとスポンジ状のクッション材のことを指します。私たちの周りにもたくさんのウレタンフォームがあり、一番身近なものでは食器などを洗うスポンジもウレタンフォームの一種です。

このウレタンフォームを座面の上に置き、生地で覆った状態のものが張座のチェアです。

 

☑ウレタンフォームで変わる座り心地

ウレタンフォームには密度などいろいろな種類があり、それぞれ最適な用途が変わります。このウレタンフォームの組み合わせによって座り心地を大きく変えることができます。

一般的なチェアはスポンジ端材を粉砕したヘタリに強いウレタンチップを心材に、その上にウレタンフォームを1枚重ねる仕様が多く見られます。
たいしてCH-0224チェアはウレタンチップの上に硬さ、厚みの異なるウレタンフォームで2枚重ねています。

■一般的なチェア

■CH-0224チェア


CH-0224オリジナルチェア

これによりチェアというよりソファに近い座り心地を表現することができます。


CH-0258オリジナルチェアはCH-0224チェアと基本構造は同じながら、ウレタンの硬さを変えることで少し弾力のあるしっかりした座り心地にしています。

上記2点は特に座り心地を追求し、それにより、まるっとした座面の存在感もデザインの一部として生かすためにフレームをシンプルなデザインに仕上げています。

もちろん一般的なクッション構造のチェアでもお食事の時間だけであればまったく問題なくご使用いただけますし、座面もすっきりとした印象を保つことができますので、スタイリッシュなデザインのチェアに向いています。
このあたりはライフスタイルや好みによってお選びいただければと思います。

 

☑スラブウレタンとモールドウレタン

いくつかの原料を混ぜ発泡させることで出来るウレタンには大きく分けて2つの作り方があります。

ひとつはスラブウレタン。
型などはなく、発泡したウレタンを必要な大きさに応じてカットして使用します。

もうひとつはモールドウレタンです。
スラブウレタンと違い、専用の金型に原料を流し込み型通りの形状に作る方法です。
身近なものでは自動車のシートなどに使用されています。

モールドウレタンの利点は、均等に圧がかかるためどの面も同等の弾力をもち、高密度で高い耐久性を備えていることです。
また自由自在な形のウレタンを作り出せることも大きな利点です。
これにより優れた体圧分散性を誇り、体にフィットする形にウレタンをデザインすることができます。

ただ金型を製作するにはかなりの費用がかかり、それに伴いチェアの価格も高価になってしまうため、一般的にチェアの座面にはスラブウレタンが使用されていますが、BRUNCHの商品でもモールドウレタンのチェアがございますので1点紹介いたします。


CH-0249ダイニングチェア

座面をご覧いただくと立体になっているのが分かると思います。
これにより非常に優れた座り心地を表現することができます。
一般的なウレタンとは一味違う座り心地ですので、どうぞ店頭で実際にお確かめください。

 

☑クッション下の構造
ここまでクッションに使用するウレタンフォームの違いをみてきましたが、最後はクッションの下の構造について見ていきましょう。
まずクッションを乗せている枠にはいくつかの仕様がありますので、今回は3つ紹介します。

ひとつはベニヤなどの合板の上にクッションを乗せる方法で、これが最もオーソドックスなタイプです。
このタイプは、座板の上にクッションを乗せているため、しっかりとした座り心地になり、多くの場合が木ネジやボルトで固定されているので、座面の付け替えが比較的安価かつ容易に行えることが魅力です。


CH-0068チェア
北欧デザインを取り入れたシンプルなチェア。広々とした座面は緩やかに曲線を持たせています。


CH-0025サイドチェア
流れるようなフレームラインが美しいこちらのチェアは村澤一晃氏デザインです。

つづいてはウェービングテープを使用したタイプです。
ゴム製のテープを交差させ張り込んでいく方法です。

張りの強さを調整することにより弾性を自由に変えることができます。
底付き感を軽減できる通気性が確保できる特徴があります。


CH-0224サイドチェア


CH-0258サイドチェア

先ほども登場したこの2脚は座面にウェービングテープを使用しています。
座板による底付き感がなく座り心地を向上させてくれます。

最後はダイメトロール。
木部の枠組みの中をダイメトロール(布バネ)にする方法です。

面で体を支えるため、微妙な感覚にフィットし適度な軟らかさと弾力を持っています。
ウェービングテープ同様に底付き感を軽減できる通気性が確保できる特徴があります。
また薄い素材のため、チェアの軽量化とスタイリッシュなデザインの実現に一役買ってくれています。
強度も金属製のバネにくらべ5倍ほどと言われており、長時間座ることが多い飛行機のシートにも使用されています。


CH-0023サイドチェア
無駄をそぎ落とした細くシンプルなフレームデザインとダイメトロールを使用したチェアです。
とにかく軽く、出し入れも楽に行えます。


CH-0304ハンギングチェア
ゆったりとした座面にダイメトロールを使用しています。
アームをテーブルにひっかけることでハンギングすることができます。

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以上のように一言で張座のチェアと言ってもクッション部分とその下の構造により座り心地が変わってきます。
さらに言えばデザインにも影響を与えていることが分かりますね。
普段は見えない箇所ですが、この部分にいろいろな工夫が施されていますので、チェア選びの際はどうぞ今回の内容を思い出していただければと思います。

最後に番外編としてこちらのチェアを紹介します。


CH-0300チェア

デザインからしてチェアというよりはソファに近い印象ですが、座り心地もまさにその通りで、通常ソファに使用される座面構造をチェアに取り入れています。
高密度のウレタンフォームに加え、弾力性と体圧分散性に富んだポケットコイルスプリングを使用していますので、座り心地は言うまでもなしです。目黒のbrunch+oneにて展示しておりますので、ご来店の際はどうぞお試しください。

ダイニングチェアの肘掛けのいろいろ

一言にダイニングチェアと言っても、実に様々な種類、テイスト、形のものがあります。
人によってそのお好みは様々かと思いますが、今回はそんなダイニングチェアの肘掛けにスポットを当てて、見ていきたいと思います。

 

1.サイドチェア

まずは、肘掛けの話と言っておきながらなんですが、肘掛けの無いサイドチェアです。
肘掛けというパーツが一つ少なく、多くの場合アームチェアよりも金額が安いので、なんとなくイメージ的にアームチェアよりも劣った印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は全くそんなことはありません。
まず、肘掛けが無い分立ち座りが楽です。テーブルから椅子をあまり大きく引き出さなくても、立ったり座ったりできます。
また、座っているときの姿勢や向きに自由が生まれます。
例えば椅子の上であぐらをかいたり、横向きに座ったりなどなど、ご自身のその時の最も楽でしっくりくる姿勢で寛ぐことができます。
肘掛けのパーツが無いといっても、全く肘掛けのあるチェアに劣っているわけでは無いのです。

 

2.アームチェア

次は、肘掛けのあるアームチェアです。
肘掛けがあると、その名の通り、座っているときに肘を掛けて頂けるのがメリットです。また、座って読書をしたり、新聞を読んだりする時も、肘を置いて読めるので、長時間でも腕が疲れにくいというのもあります。
さらに、椅子から立ち上がる時に、肘掛けを持って支えとしながら立ち上がることが出来るので、ご年配の方の椅子としても良いでしょう。
しかし、上記のサイドチェアとしては逆に、立ち座りの際に肘掛けが少し邪魔になり、テーブルから大きな距離を引き出さないといけなかったり、座ったときの姿勢が限定されてしまう等、人によってはデメリットとなってしまう可能性のある部分もございます。

 

3.ハーフアームチェア

お次は半分くらいだけ肘掛けのある、ハーフアームチェアです。
ハーフアームチェアは、アームチェア程前腕全体を置くことができませんが、肘は十分に置くことができます。また、サイドチェア程ではありませんが、立ち座りの際や楽な姿勢をとる際に肘掛けが邪魔になりにくいです。
また、肘掛けが短い部材で構造的にチェアの後脚と一体にし易いこともあり、一般的に造形やラインが美しいものや、少し変わったものが多いのが、このハーフアームチェアの特徴の一つです。
ハーフアームということで、なんだか中途半端な印象を抱かれるかもしれませんが、実はアームチェアとサイドチェアの良い点をうまく併せ持った、肘掛けの種類になります。しかし、人によってはお試し頂いて、本当に中途半端に感じられる方もいらっしゃると思います。そんな方にはアームチェアかサイドチェアをお選び頂くのをお勧め致します。

 

4.ハンギングチェア

今回最後にご紹介しますのはこちら、ハンギングチェアです。
一見するとハーフアームチェアの様で、実際ハーフアームチェアの良さを兼ね備えているのですが、ハンギングチェアはさらに、上の画像のようにテーブルに肘掛けを引っ掛けて床から浮かすことが出来ます。
掃除の際に、椅子を一々裏返してテーブルの上に置くのは億劫ですし、肘掛けがあるとほぼそれは出来ません。
そんなときに、ハンギングチェアならちょっと持ち上げて肘掛けをテーブルの天板に引っ掛けるだけなので、非力な方でも楽に掃除をし易くできます。
さらに、ハーフアームチェアの魅力も兼ね備えています。ただし、テーブルに引っ掛けて安定する肘掛けの形や角度が意外と難しいので、そんなに形状のバリエーションが無い、及びハンギングチェア自体のバリエーションが少ないのが難点といえば難点です。

 

いかがでしたでしょうか。
肘掛けの有無しやその種類はいろいろありますが、それぞれ一長一短であることが少しおわかり頂けたかと思います。
さらにそれぞれのカテゴリーの中でも実に様々な形状やデザインのものがあります。
その中で、お客様ご自身のライフスタイルやお好み、用途に合わせてお選び頂くのがポイントとなります。

また、単純に肘掛けの高さだけ見ても、様々な高さに設定されているので、種類やデザインと併せて実際にお試し頂いて、是非ご自身に合ったチェアをお選び頂きたいと思います。

 

背の高いチェア、低いチェア。

それぞれのチェアの違いというものは樹種であったり、アームの有無であったり座面の仕様であったり、と様々です。

見た目にも違いがわかり、座り心地の差がでるもののひとつとして「背の高さ」というものがあります。

オフィスなどで使われるデスクチェア、ワークチェアと呼ばれるような椅子はヘッドレストやリクライニング機構が備わっていたり、ランバーサポートという腰回りのサポートをしてくれるような機能が調節できたりと多機能なものが多いですが、木でできているダイニングチェアに関しましては構造上細かな機構を内蔵することが難しい反面、そういった機構が壊れることが少ないので長く使うことができます。

では、木の椅子、ちょっとみてみましょう。


CH-0069 ダイニングチェア

こちらの背の低いチェアと

 


CH-0044 ダイニングチェア

こちらの背の高いチェアを比較してみます。

 

数字上では、

上の背が低いチェアが710mm、背の高いチェアが920mmと200mm以上差があります。直接比べてみますと、

うしろ姿ではこのような差に。

横から見ても、その差は歴然です。

左の背の高いチェアの方が、傾斜がかって見えますが、下の写真にある通り、座った時の体のラインはそれほど違いはありません。

それでは、座ってみます。

背の高いチェアは、背中の肩甲骨のあたりまでしっかりと支えてくれますので、体重をかけて身を任せるような姿勢でリラックスできそうです。座り心地としてはとても気持ち良く身体も楽です。

ちなみにこのチェアですと、背中を支えるスポーク状のオーク材がよくしなり、バネのように体にフィットしてくれる感覚があるので非常に快適です。

 

対して、背の低いチェアは、腰のあたりを支えてくれる形になります。座り心地はライトで、立ち座りなどが気軽にできる印象です。

こちらのチェアは削り出した背の一番上の部分、笠木(かさぎ)が身体にフィットしてくれますので、長時間座っていても背中が痛くなるようなことは少ないかと思います。

 

そして、背の高さの差はそのまま重さの差にもなります。

部材の量が違うために、椅子の重さにも多少影響します。テーブルへの出し入れは背の低いチェアの方が、比較的、軽くて楽です。

ただ、両手で背を持って、差し込むような姿勢をとる場合は、胸のあたりで背を持つことができる形状の差から、背の高いチェアも動かしづらいということはありません。

背の高さの差による座り心地の差は、体格などの個人差もありますが、好みによる部分は大きいでしょう。様々なチェアを実際に座り比べてみて、背の高さの差による違いに注目して好きなチェアを探してみるのも楽しいですね。

さて、座り心地も大切ですが、テーブルと合わせた時にどのように見えるか、ということも重要です。椅子は座っている時間よりも、テーブルに差し込まれている時間の方が長い場合も多いので、その姿もみてみましょう。

背の高いチェアの場合、天板面よりも、随分とはみ出てきます。国産のダイニングテーブルの標準的な高さが700mmであることから、概ね200mmほど天板面から背の立ち上がりがあります。対しまして背の低いチェアは、天板面とほぼ同じ高さの背を持つので、飛び出てきません。

背の高いチェアは存在感があり、木の家具があるお部屋の雰囲気を作ってくれます。横のラインが強調されがちなテーブル周りに縦のラインを加えてくれるチェアはデザイン的に面白い要素としてコーディネートに取り入れられます。

また、このチェアの場合はスポーク状の背のおかげで天板の端の部分が見えます。一枚板や耳付きの天板であれば、せっかくの耳の部分(立木の時の皮の部分)を隠すことがありませんので、その魅力を存分に楽しめます。

それとは逆に、見た目上すっきりと見えるのは背の低いチェアだと言えるでしょう。お部屋を広く見せる効果もありますし、例えば洗濯物を持ってテーブルの近くを通るときに、動線の邪魔になりません。

背の高さによるメリット、デメリットは一長一短、どうやら、すべての方に絶対こちらがオススメ!というのは難しいようです。

ご自分に合った座り心地、ご自分の生活スタイルにあった様式、なによりお好きなデザインのチェアを探しに、実際に座ってみることをお勧めいたします。是非たくさんのチェアに座ってみて、感じてみてください。

BRUNCHが取り扱うデザイナーズダイニングチェアのご紹介~日本編Part2~

前回、前々回に引き続き今回もデザイナーをご紹介させて頂きます。

BRUNCHで取り扱うダイニングチェアは123脚ございます。
その中でもデザイナーズチェアは61脚ございます。

前々回は国内で活躍する5名のご紹介。
前回は海外で活躍する5名のご紹介でした。
今回は前々回でご紹介していないデザイナーをご紹介したいと思います。

またBRUNCHで取り扱うチェアもご一緒にご紹介させて頂きます。


①吉永 圭史
Keishi Yoshinaga

1978年 長崎生まれ。
2005年~2014年 宮崎椅子製作所に勤務。主に木製椅子の試作、開発やデザインに携わる。
2015年 木製機器を購入し、吉永製作所を設立。木製家具のデザイン、製品開発および製造を一貫して行っている。
吉永 圭史デザインのチェアはこちらです。

左からCH-0156 ダイニングチェアCH-0124 ダイニングチェアCH-0288 ダイニングチェア

この中でも人気なのが
CH-0156 ダイニングチェア
(hata 旗チェア)

とにかく小ぶりで美しいアームチェアが欲しい。」という思いからデザインされたチェアです。「hata」という名は「旗」「凧」から。アームから背もたれにかけての、はためくようなラインから名付けました。無垢の木を丹念に削り出していくことで、おだやかで女性的な印象の椅子に仕上がりました。(吉永 圭史)

 


②古田 恵介
Keisuke Furuta

1975年 淡路島生まれ。
1999年 神戸芸術工科大学卒業後、住宅会社勤務などを経て、自身の事務所を生まれ育った淡路島に設立。インテリア空間、家具デザインを中心に活躍中。

古田 恵介デザインのチェアはこちらです。
CH-0035 ダイニングチェア
(kakinoisu)

カキノイエのための椅子。カキノイエの空間、カキノイエに住む家族の生活からイメージを広げていき形にした椅子。
※カキノイエとは庄司洋氏設計のによるある住宅である。敷地には元々柿の木が植えられており、柿の木をそのまま残して新しく住宅が建てられた。歴史ある住宅地に建てられたその家に日本の家屋の原風景的な景色を感じた。どこか懐かしく、それでいて新しいそんな椅子に仕上げたくつくられたチェア。

 


③SANAA
サナア

左)妹島 和世(Kazuyo Sejima)と右)西沢 立衛(Ryuue Nishizawa )による日本の建築家ユニット。

妹島 和世
1956年 茨城県生まれ。
1981年 日本女子大学大学院修了。伊東豊雄建築設計事務に入所。
1987年 妹島和世建設事務所を設立し、独立。
1995年 西沢立衛と共にSANAAを設立。

西沢 立衛
1966年 神奈川県生まれ。
1988年 横浜国立大学工学部建築学科卒業。
1990年 横浜国立大学大学院工学研究科計画建設学専攻修士課程修了。
1995年 妹島和世と共にSANAAを設立。
1997年 (有)西沢立衛建築設計事務所設立。

SANAAデザインのチェアはこちらになります。

CH-0017 アームレスチェアCH-0016 アームチェア

 

右)アームレスチェア
フリーハンドで描いたような左右非対称の「耳」とその存在感、どこにでも置けるコンパクトさがポイントです。羽のようにも見えるアームの部分も左右非対称となっており、その細かなこだわりが、どこにもない愛くるしい姿を造っています。

左)フリーハンドで描いたような左右非対称の「耳」とその存在感、どこにでも置けるコンパクトさがポイントです。

 


④柳 宗理
Sori Yanagi

1915年 東京都生まれ。
1940年 東京美術学校洋画科卒業。
1942年 坂倉準三建築研究所の研究員となる。
1950年 柳宗理デザイン研究所を開設。

柳宗理デザインのチェアはこちらになります。
CH-0051 ダイニングチェア

 

世界的デザイナー・柳 宗理デザインによるナラ材のアームチェア。見ているだけでため息が出てしまうほどの美しいチェアです。

 


⑤阿久津 宏
Hiroshi Akutsu

1952年 東京都生まれ。
1975年 武蔵野美術大学工芸科卒業。中島四郎氏に師事し青林製作所入所。
1982年 独立しPLUS ONE PRODUCT DESIGN 設立。

阿久津宏デザインのチェアはこちらになります。
CH-0023 サイドチェアCH-0038 アームチェア
(menuchair)

軽量で掛け心地の良い小椅子を作ろうと思いました。片手、いやいや指で持てるくらいの軽さまでやってみようと。構造はコンサバティブですが、この細さ薄さで作るには高度な木工技術が欠かせません。素晴らしい木工メーカーと巡り会えて初めてのデビュー出来た小椅子です。(阿久津 宏)

 

今回もデザイナーズチェアについてお話させて頂きました。
気になるチェアはありましたか。デザイナーズチェアが1つあるだけでお部屋の雰囲気もおしゃれになったように思いますよね。
皆様のご来店をお待ちしております。

BRUNCHが取り扱うデザイナーズダイニングチェアのご紹介~海外編~

前回に引き続き、今回のブログもデザイナーをご紹介いたします。

BRUNCHで取り扱うダイニングチェアは全部で123脚ございます。その中でデザイナーが手掛けているダイニングチェアは61脚ございます。

前回は国内で活躍する5名をご紹介いたしましたが、今回のブログでは海外のデザイナー5名をご紹介させていただきます。

またBRUNCHで取り扱いのあるダイニングチェアも併せてご紹介させていただきます。

まず初めにご紹介するデザイナーはカイ・クリスチャンセンです。


①Kai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)

1929年 デンマーク生まれ

1950年 王立芸術アカデミーにてコーア・クリントに師事し、卒業

1955年 自身のスタジオを建てる

1968年 FMシステムウォールユニット発表

現在 デンマークKaagaard社、スキャンバーク社(Tvillum-Scanbirk)といった家具メーカーのデザインの顧問を勤める

同時代のデザイナーであるハンス・J・ウェグナーボーエ・モーエンセンにも引けを取らない、「デンマーク近代家具デザインの父」と呼ばれ、実用的でスタンダードな美しさを持つ家具を生み出しました。

代表的なものに「No.42 チェア」「ペーパーナイフ チェア」がございます。


■商品:CH-0133 ダイニングチェア
■サイズ:W535 x D545 x H750 x SH460 x AH670 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材/
ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥68,256~¥101,088(税込み)
CH-0133 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0151 ダイニングチェア
■サイズ:W490 x D475 x H720 x SH440 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材
/ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥47,520~¥69,552(税込み)
CH-0151 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0286 ダイニングチェア
■サイズ:ハイタイプ W500 x D525 x H750 x SH450 mm / ロータイプ W500 x D525 x H750 x SH420 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材
/ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥64,368~¥93,744(税込み)
CH-0286 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはハンス・J・ワグナーです。


②Hans J. Wegner(ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー)

1914年 デンマーク生まれ

1936年 デンマークにあるコペンハーゲン美術工芸学校に入学

1940年 ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフース市市庁舎の建築プロジェクトに参加
また同年、家具工房、ヨハネス・ハンセン社との共同作業を開始

1950年 カール・ハンセン&サン社でYチェアの生産開始

1951年 第1回ルニング賞受賞

1997年 第8回国際デザイン賞受賞。また英国王立美術大学からは名誉学士号が贈られる

2007年 92歳で逝去

ハンス・J・ワグナーは20世紀を代表する家具デザイナーです。一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃す家具を次々と発表し、大きな影響を与えました。彼は500脚以上の椅子をデザインしたことからチェアデザイナーの巨匠として世界中で知られるようになりました。

代表作は現在まで70万脚ものロングセラーを記録している「Yチェア」です。家具好きなら一度は聞いたことがありますよね。


■商品:CH-0013 PP58 by Hans J. Wegner
■サイズ:W580 x D480 x H720 x SH420 x AH660 mm
■樹種:ナラ無垢材/タモ無垢材/ブナ無垢材
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥137,160~¥207,360(税込み)
CH-0013 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0014 PP68 by Hans J. Wegner
■サイズ:W580 x D480 x H720 x SH420 x AH660 mm
■樹種:ナラ無垢材/タモ無垢材/ブナ無垢材
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥106,920~¥194,400(税込み)
CH-0014 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0189 PP701 by Hans J. Wegner
■サイズ:W630 x D460 x H680 x SH430 x AH650 mm
■素材:黒革
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥157,680~¥210,600(税込み)
CH-0189 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはボーエ・モーエンセンです。


③Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)

1914年 ユトランド半島北部の都市、オルボーに生まれる

1942年 王立美術大学家具科を卒業。デンマーク近代家具デザインの確立者であるコーレ・クリント、モーエンス・コッホに師事。
同年、デンマーク協同連合連合会家具部門に主任として勤務。シェーカー様式の椅子をアレンジした「J-39」を発表。

1950年 独立し、設計事務所を設立

ボーエ・モーエンセン庶民の味方と呼ばれていました。それは作り手側の論理を押し付けること無く、常に生活者の立場に立った物づくりを心がけていたからです。

そのため「造った家具を確認するには、自分で実際に使用してみるのが一番だ」という考えから自らの家を実験室と言っていたほどのようです。

またアルネ・ヤコブセンハンス・J・ワグナーと共にデンマーク家具デザイナーにおける名匠の一人です。

デザインはもちろんのこと、生活に根差した彼のこだわりの家具に、どうぞ触れてみてください。


■商品:CH-0186 J39
■サイズ:W480 x D420 x H760 x SH445  mm
■樹種:フレーム ブナ無垢材/オーク無垢材 / 座面 ペーパーコード
■仕上げ:ソープ仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥75,600~¥96,120(税込み)
CH-0186 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはナナ・ディッツェルです。


④Nanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)

1923年 コペンハーゲン生まれ。

1946年 コペンハーゲン芸術美術学校家具デザイン科を卒業。
同年、夫のヨルゲン・ディッツェルと共に自身の事務所を設立

1956年 第6回ルニング賞を受賞

1960年 ミラノ・トリエンナーレ金賞を受賞

2005年 コペンハーゲンで死去

ハンス・J・ウェグナーなどと共に家具デザインの黄金期の一手に担った彼女ですが、彼女のデザインは女性的な優しさや自然の美しさに対する敬意が表れており、世界的に高い評価を得ています。

また家具デザインだけでなく、小物ジュエリーテキスタイルまで様々な活動で、数々の名誉ある賞を受賞しました。2005年に亡くなるまでデザインし続けた「生涯現役」を実践したデザイナーです。


■商品:CH-0188 トリニダードチェア
■サイズ:W485 x D570 x H840 x SH450 mm
■樹種:ビーチ/ブラックチェリー/アッシュ/オーク/ウォールナット
■仕上げ:ラッカー仕上げ
■価格:¥74,520~¥89,640(税込み)
CH-0188 商品詳細はこちらです

最後にご紹介するデザイナーはアンドレアス・コワルースキーです。

⑤Andreas Kowalewski(アンドレアス・コワルースキー)

ドイツのベルリン出身でオランダのアムステルダムを拠点に活躍する若手デザイナーです。

その仕事ぶりは電子機器自動車の設計インテリア関連など様々な分野で仕事を手掛けています。

彼の代表作である「Clamp Chair」は2012年に自ら製作した試作品を日本の工場へもっていき、家具職人と手を組んで改良を重ね作品として仕上げました。


■商品:CH-0287 ダイニングチェア
■サイズ:W475 x D520 x H755 x SH455 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材/
ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥63,720~¥95,688(税込み)
CH-0287 商品詳細はこちらです

いかがでしたでしょうか?

デザイナーによってチェアのデザインは様々です。チェアは家具の中でも一番デザイン性が映える家具です。優雅な流線形のものや線の細いシャープなもの、独創的なものなど豊富にございます。BRUNCH各店にも様々なチェアの展示がございますので、実際に店頭で見て、座って確かめてください。何かご不明な点がございましたら、私たちスタッフがお手伝いさせていただきます。

BRUNCHが取り扱うデザイナーズダイニングチェアのご紹介~日本編Part1~

BRUNCHにて取り扱うダイニングチェアは全部で123脚。
その中でデザイナーが手掛けたチェアは61脚と約半数を取り扱っています。

外国のデザイナーは5人、日本のデザイナーは15人。
今回は、その中でも国内で活躍する人気の5名のデザイナーに絞ってご紹介させていただきます。

Kazuteru Murasawa
村澤 一晃
1965年 東京生まれ。
ICSカレッジオブアーツ卒業、垂見健三デザイン事務所勤務
1990年  セルジオ・カラトローニ・デザイン建築事務所(イタリア・ミラノ)に勤務。
1994年 ムラサワデザイン開設を開設。

 


*上段右から、CH-0026/CH-0272/CH-0175/CH-0123/CH-0038/CH-0025
*下段右から、CH-0129/CH-0162/CH-0126/CH-0036/CH-0011/CH-0262

 

イタリアのデザイン事務所で培った美しく繊細なフォルムが特徴的なデザイナー。”チェアのデザイナーといえばこの人”と呼ばれており、数々の賞を受賞しています。

BRUNCHの取り扱いのシリーズは11シリーズでその中では、2002年(CH-0036)、2005年(CH-0025/26)、2007年(CH-0018)が、グッドデザインを受賞しています。

CH-0026-BC アームチェア 2005年グッドデザイン賞 受賞

丸みのある優しいフレームは洗礼された細さでスタイリッシュな印象を与えてくれます。
手になじむ丁度良い太さで、無垢の手触りを存分に楽しんでいただけます。
10年以上前のデザインですが飽きることの無い、不動の人気を保っています。

 

 

Makoto Koizumi
小泉 誠
1960年東京生まれ。
建築やプロダクトデザイナーの原兆英・原成光両氏を師する。
1990年コイズミスタジオ設立。
2003年「こいずみ道具店」設立。
2003年「デザインの素」出版。
2004年ギャラリー間展覧会。「と/to」出版。

*上段右から、CH-0155/CH-0054/CH-0149
*下段右から、CH-0130/CH-0032/CH-0172

建築デザイナーでもある小泉氏ならではのデザインが直線的でありながらコンパクトでどこか可愛らしさもあるデザインです。

 

 CH-0155 ダイニングチェア 2009年グッドデザイン賞 受賞
背中にあたる2本のアーチが美しく優しく体重を受け止めてくれます。
背から滑らかに繋がる脚はフィンガージョイント構造で組まれデザイン性と耐久性を兼ね備えたデザインになっています。
重なり合う”U”がどこから見ても美しいデザインのチェアで、建築構造と家具プロダクトのセンスが融合するデザイナーです。
Motomi Kawakami
川上元美
1940年 兵庫県生まれ。
1964年 東京芸術大学美術学部工芸科卒 ID専攻
1966年 同大学美術研究科修士課程修了
1966年 アンジェロ・マンジャロッティ建築設計事務所勤務(ミラノ)
1971年 川上デザインルーム設立
 
*CH-0194/CH-0195
国内外の数々のデザインコンペで受賞を遂げる川上氏は日本デザイナーの草分け的存在。
家具デザインに限らず身近なプロダクトデザインから環境デザイン、橋のデザインまで幅広く活躍しています。
CH-0194 ダイニングチェアは板座の中でもダントツの人気を誇るチェアで座面の滑らかに削られた”座ぐり”と呼ばれるくぼみは木なのにフィットするふわり心地の良さです。デザインと職人の腕が見事に発揮されたチェアと言えます。
安定感のある背板とハーフアームはくつろぐ時の利便性に優れ、ひと続きに伸びた脚は男性らしく力強い印象を与えてくれます。
Inoda+Sveje
イノダ+スバイエ
1971年 猪田恭子 大阪府生まれ。
1969年 ニルス スバイエ デンマーク生まれ。
2000年 「inoda+sveje」デザイン事務所設立
2003年 ミラノを拠点として活動中
1996年にイタリア・ミラノで建築デザインを学んだ猪田氏は家具を専門として数々の展覧会で活動。2000年にニルス・スバイエ氏とデンマークのコペンハーゲンにて日本とデンマークのデザインを融合させたシンプルかつ存在感のある作品を生み出しています。
家具だけではなくプロダクトから医療器具や家電、自転車などインダストリアルデザイナーとして幅広く活躍中の二人です。

 

*CH-0179/CH-0204

CH-0179ダイニングチェアは、森美術館が監修のレストラン「THE MOON」(六本木ヒルズ森タワー52F)のダイニングチェアとした選ばれました。

BRUNCH × THE MOON

大きく包み込むようなフレームに有動的な座面が心地よく木に包まれているような安心感のある座る心地です。

極限まで削り込んだ滑らかな座面は、人間工学に基づきデザインされていますので板座とは思えないほどの底つき感。日本の高い技術が合ってこそ実現出来たデザインなのです。

家具に必要な”使いやすさ”とデザイン性の良さ”芸術性”が絶妙なバランスで融合した唯一無二のダイニングチェアと言えるでしょう。

 

 

 

Naoto Fukasawa
深澤 直人

1956年 山梨県出まれ。
1980年 多摩美術大学美術学部プロダクトデザイン科卒業
1980年 諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)入社
1989年 アメリカのデザインコンサルタント会社IDEO入社
1996年 IDEO Japan設立
2003年 Naoto Fukasawa Design 設立

深澤氏が手がけたプロダクトは誰でも一度は見たことがあるものばかり。無印良品や±0、携帯電話(AU)など国内外の大手企業のデザインを手がけています。

また、武蔵野美術大学や多摩美術大学の教授を就任し、グッドデザイン賞の審査委員長も努めている現代を代表するプロダクトデザイナー。

*CH-0015
2008年に発表された「HIROSHIMA」 シリーズ。
どんなシーンでも使用出来て何十年と愛されるシンプルの中にもデザイン技術の高い日本が誇れるダイニングチェアです。
長年にわたって家具製作を手がけて来きた日本の職人が、精密な機械で木部を削りだし、手で仕上げたチェアは非常に技術性が光っています。
アーム部分は平行していながら微かにアールがついていますので体重をかけやすく背や脚に繋がるカーブが一定の流れとリズムを作り美しさが生まれています。
また、座面には”ダイメトロール”を使用し座った時の底つき感を軽減していますのでゆったりとした座り心地を実現しています。
さて、BRUNCHがセレクトしますデザインダイニングチェアはいかがでしたでしょうか。今回ご紹介したダイニングチェアは全て日本の高い技術とデザイン性が融合した素晴らしいチェアたちです。
是非、実際に”触れて・見て・座って”相棒となる一脚に出会ってください。