リビング・ダイニング用のソファについて

BRUNCHでは、「お食事」「寛ぎ」の時間をひとつのスペースで過ごすことができる家具【リビング・ダイニングセット】の
取り扱いが多数ございます。

【リビング・ダイニングセット】の特徴である、
①「お食事」「作業」もスムーズに行える。
②寛ぐ時も快適に過せる
この2点を叶える為のリビング・ダイニング用ソファのポイントはどこにあるのでしょうか。
リビング・ダイニング用ソファの特徴は、

■座面がフラットデザインになっている。

リビングソファの場合は、ゆったり体をあずけられるように
後ろに向かって傾斜がかかるのが一般的です。

一方、リビング・ダイニング用のソファは、
「お食事」や「作業」の時に体が倒れすぎないように、
あえて座面をフラットにしています。
座面をフラットデザインにするだけで、姿勢も安定し、
お食事は勿論、パソコン作業などもスムーズに行うことができます。

■アームレスデザイン

リビングソファの場合、アーム(肘掛け)が座面の端まで付いているデザインが
一般的です。
ソファで長時間くつろぐ時は、
アーム(肘掛け)がサイドテーブル代わりになったり、
アーム部分にクッションを乗せて、ゴロンと横になったり、
活躍する場面が沢山あります。

一度腰かけたら、しばらく動かず過ごすリビングソファと異なり、
リビング・ダイニングソファの場合は、
出入りの動作も頻繁に行われます。

特にリビング・ダイニングの場合は、
「食事の場」も兼ねているので、お食事の準備時間などは、
作業動線のスムーズな動きが、特に重要です。。

この日常の動作をスムーズに、ストレスなく行うことができよう、
リビング・ダイニングソファは、アームレスデザインです。


リビング・ダイニングソファを選ぶ際は、
■座面がフラットデザインになっている
■アームレスデザイン
この2点の特徴に注目しながら、お選びいただくと
毎日を快適に使えるソファが見つかるはずです。

全て木でつくったダイニングチェア~その特長

「ダイニングチェアを想像してみてください」
そう言われるとだいたいの方がクッション性に富んだ座面が付いた椅子を想像されると思います。

例えばこちらのチェアのような

体重を支える座面部にクッションを使用して身体への負担を軽減する画期的な構造です。
従来から椅子と言えば座面部分のクッション性が座り御心地の肝になるとされてきました。
それは今現在も変わることはありません。

今回お話させていただく内容は「全て木でつくった椅子」のお話です。
前に述べた座面のクッション性はございません。
しかし、日進月歩で成長した現代の日本の木工技術と、日本人のライフスタイルにマッチした全て木でつくられたチェアの特長をいくつかご紹介したいと思います。

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①座面の形状
BRUNCHで取り扱う板座のダイニングチェアの場合、無垢材だからこその技術が座面に現れています。
要は、座面の表面を身体がフィットするよう削り出すことにより、その負担を軽減させる形状です。

座面の形状をこのように削り出すことによって身体にあたる面積が広くなります。
それによって座骨に掛かる荷重が分散されるという訳です。
この技術は無垢材を使用しているからこそできる技術です。
「板に座る」=おしりが痛い
そのように思われがちですが、日本の木でつくる椅子はそのイメージを払拭した掛け心地を実現しています。
「見るより試す」一度お試しいただけると幸いです。

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② お手入れが楽

全て木でつくるチェアの最大のメリットは拭き掃除ができること。
クッションタイプのチェアと比較するとお手入れが断然楽です。
ダイニングは水物を取り扱う作業台場です。
板座であればお醤油などをこぼしても色移りや臭いが付着しづらいです。

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③ ランニングコストが掛からない

全ての事柄に言えるのが「劣化は稼働部に起こる」という点。
チェアで言うところのクッション部分がそれに相当します。
[クッション性がある = ヘタリが起こる]
解決しようがない現実問題です。
その場合はクッション部分を新しいものに取り替える方法もしくは座面を取り替えることが一般的な対応策です。
板座であれば荷重による変形は起こりません。
適度なメンテナンスを行なうことでランニングコストが掛からない点も木でつくる椅子の特長です。

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④ 板座だからできる優美なデザイン

■CH-0179 ダイニングチェア
商品URL:https://www.brunchone.com/catalog/chair_0179/

板に腰掛けているとは思えないほど滑らかに削り出された座面は、絶妙な掛け心地を生み出します。
脚部と座面を一体化させることで他ではないワンランクもツーランクも上のデザインに仕上がります。

まるで彫刻作品のような美しさで、一脚だけ置いていても空間が引き締まるほどの存在感があります。


■CA-0252 回転チェア
商品URL:https://www.brunchone.com/catalog/chair_0252/

背中と座面が一筆書きのように一体化したダイニングチェア。
円を描く背中のデザインが座面と一体化し、座面はまるではためくような波打ちを魅せる形状で削り出されています。


■CA-0051ダイニングチェア
商品URL:https://www.brunchone.com/catalog/chair_0051/

お椀のような円形の座面はろくろによって作られています。
特長的な背中のパーツは一枚の分厚い板を曲げてつくられています。
こだわり抜いた各バーツを計算し尽くして芸術品のような一脚が仕上がりました。

これらのチェアは座面を木でつくることによって木工技術の全てを出し惜しむことなく駆使し一脚の椅子を具現化しています。

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■ BRUNCHでは~

BRUNCHでは、お客様のライフスタイルに合った家具をご提案させていただいております。

お客様に最適な、一生を共に暮らす家具探しのお手伝いをさせていただけたらと考えております。

 

美しいリビングチェア

BRUNCH各店では、様々なデザインのリビングチェアをご用意しています。
その中でも、特にデザインの美しさが際立つ逸品をご紹介いたします。

【CH-0280】ラウンジチェア

デザイナー:INODA+SVEJE(イノダ+スバイエ)
1971年生まれの猪田恭子と69年デンマーク・オーフス生まれのニルス・スバイエによるデザインチーム。
猪田氏は、ミラノのISAD(Instituto Superiore Architettura e Design)で建築デザインを学ぶ。
スバイエ氏はデンマーク王率美術大学を卒業後に渡伊。ステファノ・ジョバンノーニの元で働いた後、デンマークへ帰国。コペンハーゲンのIPU開発研究所に所属したのち、2000年にコペンハーゲンでイノダ+スバイエを結成。03年に拠点をミラノに移し、家具を中心にしたプロダクトデザインを多く手がけています。




フレームライン・角度・細部のパーツに至るまで、どの角度から見ても
美しいフォルムです。

ベーシックなフレームデザインのアクセントになっているのが、
特徴的な形のアームです。
一本の木をねじったような有機的な形状は、NCルーターの機能をフル活用した
削り出しによって作らています。

手触りは滑らかで、すっと馴染むように肘を置くことができるアーム。
計算された丸みと形に、デザイナーのこだわりを感じます。

お部屋にあると、絵になる美しいリビングチェア。
インテリアのアクセントに選んでみてはいかがでしょうか。

チェアの基本構造と機能による分類

皆様は家具を探しているときに、
「家具の、どの部分の説明なのかわからない」と思われた経験はありませんか?

家具はパーツによって細かく名称が分かれます。

そしてパーツの名称は一般の皆様に知られていないことが多く、
どこの部分のことか分からないまま説明を受けることがしばしばあるかもしれません。

そこで本日は「チェア」について、基本的なパーツの名称をご紹介したいと思います。

ーチェアの基本構造ー

■笠木(かさぎ)・・・背の最上部に横向きで架けられるパーツ。

■背板(せいた)・・・背に縦方向につけられる比較的幅の広いパーツ。

■背柱/背束(せばしら/せつか)・・・背の枠部を構成する縦方向のパーツ。

■座枠(ざわく)・・・いすの座面を支えるための枠。

■貫(ぬき)・・・脚と脚の間を水平につなぐ補強材。

■束(つか)・・ひじ掛けの支えとなる短い垂直方向のパーツ。

 

またチェアに備わる機能によって、チェア自体の名称も変わってきます。

ーチェアの機能による分類ー

■ロッキングチェア・・・ロッキング(rocking)とは英語で「揺れる」という意味。脚が弓型になっており、体重移動をすることで前後にゆらゆらと揺らすことができるチェアです。
もともとは庭用につくられたものですが、「ゆりかご」と同じような落ち着きを得ることができ、現代ではリビングにおける休息用のチェアとして人気です。

 

■スタッキングチェア・・・スタッキング(stacking)とは英語で「積み重ねる」という意味。脚部の構造を工夫し積み重ねることができるチェアのことをいいます。重ねて置くことで収納スペースをとられないため、来客用のチェアとして人気です。

 

■フォールディングチェア・・・フォールディング(folding)とは英語で「折りたたみ」という意味。折りたためることで収納や持ち運びがしやすく、ガーデン用やアウトドア家具、またはホールなど大量に椅子が必要な場所用に多く見られます。

■リクライニングチェア・・・背もたれの角度を自由に変えられ、自分の体にあわせてゆっくりと寛ぐことができるチェアです。
木造のチェアに見られることはほとんどなく、スチール製のデスクチェアに多くみられます。

■ギャンギングチェア・・・ギャンギング(ganging)とは英語で「集合体」という意味。左右に連結ができる機能をもった椅子のことをいいます。ホールなど多数の椅子を整然とした列にならべる必要がある場所によく用いられます。
以上です。
チェアを探す際のご参考にしていただければ幸いです!

いろんな引出し方。

チェストやタンスの引出しには様々な開閉方法があるのをご存知ですか?
同じような引出しに見えても実は少しずつ違うんです。

大きく分けるとレールがあるか、ないか。
レールの有無による違い、引出し方によって何が変わるのか、それぞれの特徴をご紹介します。

<レールがないタイプ>

所謂、片方の引出しを閉めると片方が開いてくるというような職人の技が光るレールがないタイプです。
寸分違わぬ正確さで作られた上質な引出しは空気の逃げ場がなく、片方の引出しを押し込んだ時に一緒に押し込まれた空気が、もう片方の引出しを押し出すのです。
一番オーソドックスな工法で、チェストやタンスといえば大昔からこの方法で作られてます。

■メリット
・レールを使用しなので、不具合が起きる可能性がない。
・レール分の寸法が必要ないので、内寸をできるだけ大きくとれる。

■デメリット
・重量のあるものや量のあるものを仕舞うと、開閉が重くなる。

<レールがあるタイプ>

レールによる開閉補助を行い、プッシュオープンやスロークロージングなどさまざまなタイプがあります。
チェストの歴史の中ではごく最近生まれた作りですが、近年の技術向上などによりとても使いやすい商品がたくさんあります。

■メリット
・重量のあるものを仕舞っても開閉が楽に行える。
・開閉補助機能付きタイプなど種類も様々あり、使途に応じて使い分けられる。
・種類によってはフルオープン(内箱を全開に引き出せる)もあり、奥のものも取り出しやすい。

■デメリット
・レールの不具合、消耗の可能性があるため、交換が必要となる場合がある。

<どちらが良いの?>

選択肢があると人はどちらか良いほうを選びたいものです。
結局どちらが『良い』かと問われれば、どちらも『良い』のですが、
前述したようにどちらにも『良い』面と『悪い』面があります。

つまり全ては使いどころなんです。
こちらのチェストご覧ください。

上の二段はレールがなく、下の一段だけレールがあります。
こうなっているのには二つの理由があります。
まず最下段の引出しは容量が大きく、仕舞うものが増えるといずれ重量がますでしょう。そうなるとレールによる開閉補助が役に立ちます。
また、上の二段はカトラリーなどを仕舞う小さめの引出しであり、ここにレールを付けると内寸に大きな影響が出て仕舞います。
さらに仕舞える量が限られているので、レールがなくても大丈夫なんですね。

このようにひとつの商品の中でも使い分けがなされているのです。
どちらの作り方にもメリット・デメリットがありますので、すべては適材適所がポイントです。

<番外編>

ほとんどのチェストやタンスは上記のような作り方で作られていますが、
最後にちょっと変わり種をお紹介します。

こちらのチェスト。非常に作りがきれいで人気の商品なんですが、レールに注目してみてください。

上でご紹介した作りとはまた異なった形状をしています。
内箱を掘り込み、木のレール上をスライドさせるような作りで、金属製のレールともレールのないタイプともまた違った『開け心地』があります。

今後引出しのある収納をお考えの際は、レールについてもひとつご一考下さい。