LDテーブルとは?

家具、特にダイニングセットをお探しされている際に『LD(リビング・ダイニング)セット』という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
『LDセット』とは、お食事をするダイニングスペースと、くつろぎの時間を過ごすリビングスペースを一緒にすることで、限られた空間でも快適にお過ごしいただくための、近年人気の高まっているスタイルです。

『LDテーブル』とは、LDセット用のテーブルの事を指します。
では、通常のダイニングテーブルとは何が違うのか、具体的に見ていきましょう。

【ダイニングテーブルとの違い:高さ】

そもそも、LDセットとはどのようなものなのでしょうか。
BRUNCH でもいくつかお取り扱いがございますが、その一例がこちら↓

<TA-0254> BRUNCHオリジナル LDテーブル
<SO-0086> LDソファ

お食事をとったり作業をしたりしやすいよう、沈み込みが少ない固めのタイプのソファに、低めのダイニングテーブル。一般的なLDセットの組み合わせです。
通常のダイニングセットは、約700mm前後のダイニングテーブルに対し、約420〜430mm前後のチェアを合わせる事が多くなっています。しかしLDソファの座面の高さは約400〜410mm前後。普通のダイニングテーブルだと高すぎて使いづらくなってしまいます。
逆に、ソファに合わせるようなリビングテーブルだと約400mm前後と低すぎて、快適にお食事などをするには不向きです。

そこで、ソファに合わせても使いやすい、約640〜650mm前後の高さに設計されたのが、LDテーブルなのです。

【ダイニングテーブルとの違い:脚】

下の2枚の写真は、通常のダイニングテーブルとLDテーブルです。高さや天板の大きさ以外の違いがお分り頂けますでしょうか?

<TA-0075> ダイニングテーブル

<TA-0084> BRUNCHオリジナル LDテーブル

脚が取り付けられている位置が、LDテーブルの方が内側になっています。これが、通常のダイニングテーブルとの大きな違いの二つ目です。
何故このような位置になっているかというと…

脚と脚の間を脚間というのですが、通常のダイニングテーブルだとこの脚間が広く、脚が外側にあるため、出入りするときに足がつっかえてしまいます。
2本脚タイプですと出入りは楽にはなりますが、LDセットはL字ソファで構成されることも多いため、テーブルの短い側にも人が座る事を考慮すると、4本脚の方が理想的です。そこで、脚を内側に取り付けることで人の出入りがしやすいように設計されているのです。

こちらの写真のように、L字ではない対面タイプのLDソファやベンチをお使いになる場合は、出入りが楽なだけでなく、4本脚に合わせる場合より大きめのサイズのソファ・ベンチを置くこともできるので、2本脚タイプもおすすめです。

 


<SO-0106> LDソファ
<TA-0454> BRUNCHオリジナル LDテーブル

前述したように、LDセットは限られた空間を賢く使うのに適したスタイルです。
「ソファを置きたいけど、ダイニングセットもリビングセットも置くと部屋が狭くなって動きづらくなってしまう」
「子供やペットがいるから、遊べるスペースを広く取りたい!」
など、様々な要望にも応えてくれるLDセットを取り入れることで、コーディネートの幅もきっと広がるはず!
ダイニング&リビングは生活の要となる空間。
快適な場所になるよう、色々なコーディネートの可能性を視野に入れて考えてみてくださいね。

隠れた機能・特徴をもつソファ

お部屋の中で最も寛げる場所はリビングですよね。そこで必要なのがソファになります。

ソファ選びに大切なことはデザイン性座り心地です。

デザイン性で言えば、お部屋との相性やお客様のお好みなどでお考えになられるかと思います。

また座り心地ではクッションの固さやサイズ感などでお考えになりますよね。

そこで今回ご紹介するのは隠れた機能・特徴をもつソファについてです。

それでは隠れた機能・特徴とは何でしょうか?

ソファにも一つ一つ色々な特徴がございます。デザイン性や座り心地だけでなく、この機能や特徴があると『便利』、ちょっと大袈裟ではありますが『助かる』というようなちょっとした機能や特徴を持ったソファです。

それではどんなソファがあるのかご紹介いたします。

【SO-0098 BRUNCHオリジナル 本革ソファ】


■サイズ(1P):W840 x D880 x H780・SH450・AH500
■価格:¥202,319(税込み)


■サイズ(2P):W1650 x D880 x H780・SH450・AH500
■価格:¥336,000(税込み)


■サイズ(3P):W1870 x D880 x H780・SH450・AH500
■価格:¥356,000(税込み)
商品の詳細はこちらです
こちらのソファにはどんな機能があるのでしょうか?


実はクッションが固定されているんです!


背クッションは本体とファスナーで固定されています。また座クッションにはマジックテープで本体と固定されているのです。

マジックテープで本体と固定されているソファはありますが、ファスナーで固定されているソファはなかなかございません。

これだけしっかりと固定されているので、クッションがズレることはございません。

またファスナーも目立たないので、デザイン的にも問題ございません。

この機能って意外と大事ですよね!

ソファではいろんな態勢で座るので、どうしてもクッションがズレてしまいますが、これなら安心です。

続きまして、ご紹介するソファはこちらです。
【SO-0044 クルミ無垢材本革ソファ】


■サイズ(1P):W700 x D850 x H827・SH400
■樹種:クルミ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ
■価格:¥155,314(税込み)
商品の詳細はこちらです


■サイズ(2P):W1400 x D850 x H827・SH400
■樹種:クルミ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ
■価格:¥200,571(税込み)
商品の詳細はこちらです


■サイズ(3P):W1800 x D850 x H827・SH400
■樹種:クルミ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ
■価格:¥275,245(税込み)
商品の詳細はこちらです

【SO-0107 ソファ】


■サイズ(1P):W695 x D880 x H840・SH400
■サイズ(2P):W1400 x D880 x H840・SH400
■樹種:ブラックチェリー無垢材/ブラックウォールナット無垢材/ナラ無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材/ハードメープル無垢材/レッドオーク無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥168,912~¥354,672(税込み)
商品の詳細はこちらです

こちらのSO-0044 クルミ無垢材本革ソファとSO-0107 ソファには同じ特徴がございます。
それではこちらのソファにはどんな特徴があるのでしょうか?

こちらの二つのソファはノックダウン式(組み立て式)なんです!
ノックダウン式であればサイズを気にせず搬入できるので安心してお選びいただくことができます。

またお引越し時も解体して運び出すことができますので搬出が厳しい場合でも、簡単に運び出すことができます。

これもあると便利な機能ですよね。

続いてご紹介するソファはこちらです。

【SO-0071 フルカバーリングソファ】


■サイズ(2P片肘):W1630 x D940 x H670・SH400
■価格:¥209,520¥478,440(税込み)

■サイズ(2.5P):W1870 x D940 x H670・SH400
■価格:¥241,920¥562,680(税込み)

■サイズ(3P片肘):W1860 x D940 x H670・SH400
■価格:¥227,880¥520,560(税込み)

■サイズ(3P):W2100 x D940 x H670・SH400
■価格:¥261,360¥648,000(税込み)

■サイズ(オットマン):W940 x D710 x H400
■価格:¥88,560¥178,200(税込み)

■脚:ブラックウォールナット無垢材/ホワイトオーク無垢材/アルミダイカスト
商品の詳細はこちらです

こちらのソファにも隠れた機能・特徴があります。

フルカバーリングソファは汚れた時や模様替えの時に何かと便利ですが、カバーの付け替えは意外と大変という思いをしたことはございませんか?

こちらのソファは背を取り外せることができるのでカバーの付け替えが簡単に行えるのです!これは助かりますよね!

さらにさらにこちらのソファには隠れた特徴がございます。

日本人ならではの座り方になりますが、床に座りソファの座面にもたれて座るほうが落ち着くという方も多いと思います。

実はこちらのソファはそういう方にピッタリなんです。

どういうことかと言うと、そういう座り方をした時にちょうど肘を座面の上に掛けられるように座面の高さを設計しているのです!

これはなかなかございません!

ソファの上でゆったり寛ぐも良し、床に座って床暖房やホットカーペットで暖まるも良しと寛ぎ方をお選びいただけます。

いかがでしょうか。

このように隠れた機能・特徴を持ったソファはまだまだございます。これはなかなか知らないことでもありますので、みなさまがソファをご購入いただく際の
ご参考にしていただければ幸いです。

その他にも何か気になることがあればBRUNCH各店のスタッフへご相談ください。

テーブルの裏側に注目

日々の暮らしにおいて、もっとも身近な家具のひとつ「ダイニングテーブル」。
素材やデザインに目がいきますが、今回は普段はあまり気にされないテーブルの裏側に注目してみたいと思います。

 

●反り止めとは?

テーブルの裏には主に2つのものがあります。
ひとつは「幕板」、そしてもうひとつが今回の話の中心となる「反り止め」です。
どちらもテーブルの構造上、非常に重要な役割を担っています。

こちらが「幕板」。
天板の下に枠を組み固定します。
幕板の主な役割は「強度を持たせる」「反り止めの役割を果たす」ことにあり、脚の取り付け部も兼ねています。
幕板の詳細については以前に紹介しましたので、こちらをご覧ください。


こちらが「反り止め」。
名前からして「テーブルの反りを防ぐためのもの」ということは察しがつくと思いますが、普段はあまり意識されない位置にあるためか、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

ただよく見ると、無垢材のテーブルの多くには、形状は違えど反り止めがついています。
ではなぜ無垢材のテーブルには反り止めが必要なのか、まずはその理由を簡単に説明します。

 

●無垢材はなぜ反る?

無垢材には周辺の湿度を一定に保とうとする調湿作用が備わっており、
湿度の高い梅雨の時期は大気中の水分を吸い込むことで湿度を下げ、乾燥する冬の時期は水分を吐き出すことで湿度を高めてくれます。
天然の除湿器・加湿器といったところですね。

また、木はそれぞれに違う役割を担うさまざまな細胞によって構成されており、方向(場所)によって性質が大きく異なります。これを「異方性」と呼び、異方性を持つ無垢材は、膨張・収縮率が方向(場所)により異なります
これにより「反り・ねじれ」といった症状が出ることがあるため、無垢材のテーブルの多くには反り止めを取り付けています。

では、反り止めがあれば絶対に「反らない・ねじれない」かと言われれば、無垢材の動く力はそれ以上のため、反り止めが入っていても反ることがありますが、反り止めがなければもっとひどい状態になってしまうため、一般的な無垢材のテーブルには、補助の役割として反り止めや幕板が必要となります。(反りや割れの可能性を下げるためには、下準備としての乾燥が最も重要な役割を果たします。それはまた別の機会で)

 

●反り止めの種類

さて、この反り止めにはいくつかの種類があり、木製ステンレス製が一般的です。


こちらは木製の反り止め。木ネジで固定しています。


こちらも木製の反り止め。
蟻桟」という技法で、木の摩擦のみで反り止めを取り付けています。


天板裏に蟻溝と呼ばれる台形型に溝を掘り、対の形をした桟を横から滑りこませていきます。
手前から少しずつ溝の幅を細くしていき、桟を叩いて入れることでしっかりと止めることができます。
緩くてもきつくてもいけない、職人の技術の見せどころです。


横から見るとこんな感じです。
蟻桟は木ネジ・ボンドなど固定するものがないため、無垢材が動こうとする力をうまく受け流しながら反り止めの役割を果たしてくれます
無垢材にとっては一番合理的な方法と言えるかもしれません。


こちらはステンレス製。


こちらもステンレス製。
木に比べて出っ張ることがあまりなく、たとえばアームチェアの出し入れや足を組んだりする場合に非常に有効です。

ちなみに無垢材の収縮率は繊維(長さ)方向にはほとんど縮まらずテーブルの場合は奥行きにあたる放射(柾目)と接線(板目)方向に縮みます
もちろん樹種による差はあるものの、その割合は繊維0.5~1:放射5:接線10と言われています。

そのため、反り止めはテーブルの奥行き方向に付ける必要があり、少しあそびをもたせてあげることが重要です。
反り止めと同じ幅の溝にしてしまうと無垢材が収縮する際にぶつかってしまい、余計に負担が掛かってしまいます。
そのため溝にも反り止めを止めている木ネジの穴にもあそびを持たせています。

また木製の反り止めの場合は、写真のように天板と反り止めの木目が垂直になるように取り付けます。

これは反り止めも木製である以上、天板と同じように反りやねじれが生じてしまうため、もっとも変形の少ない繊維方向を使用するためです。

一枚板の場合は天板に厚みを持たせることで反り止めを付けていないケースが多いですが、それ以外のテーブルには幕板や反り止めがついているはずです。ぜひテーブルの裏側にも注目してみてください。
普段はあまり気にしない場所にある、まさに縁の下の力持ちといった存在が「反り止め」です。