「共木」という言葉をご存知でしょうか?
まずは読み方。
共木(ともぎ)と読みます。
さて、この共木。
どんな時に使う言葉なのでしょうか?
例を見てみましょう。
木のテーブルの場合、
一枚板以外は何枚かの板を繋げて
テーブルに仕上げていきます。
断面を見ると分かりやすいですね。
ちなみにこのテーブルは
ウォールナットという木で
製作されていますが、
一般的にテーブルを作る場合、
材料は同じ木の種類でも、
(今回の場合はウォールナット)
1本のウォールナットからではなく
いろいろなウォールナットから採った
板を繋ぎ合わせて製作されることが
ほとんどです。
それにたいするのが「共木」で、
1本の同じ木から採った材料のことを指します。
アップで見ても接ぎ合せ部分が
わからないほどです。
それぞれの特徴を簡単に紹介すると、
<共木ではない一般的なテーブル>
■たくさんの量を安定して提供できる
■サイズの選択肢が広がる
■価格を安定させることができる
■接ぎ合せる板の中で色や雰囲気が異なる
<共木で出来たテーブル>
■木目・色合いが近いものが多い
■接ぎ合わせる枚数が少なく済むことが多い
■一枚板より低価格で近い雰囲気を出せる
■一般的なテーブルに比べ生産量が限られ価格が高くなる
となります。
一般的なテーブルは材料が安定して確保できるため、
さまざまなサイズを選べて、価格も落ち着かせることができます。
代わりに(共木に比べればですが)接ぎ合せてあることが
分かりやすくなることがあるため、好みに差がでます。
共木のテーブルは、材料が限定される分
簡単には生産できず価格は上がってしまいますが、
代わりに出来上がりはより美しく、
一枚板より低価格で近い雰囲気のテーブルに仕上がります。
BRUNCHで共木の家具といえば
丸太の外側を残した耳付きテーブルです。
連なる一枚板を並べたブックマッチも
当然、共木で製作されています。
耳付きテーブルを販売しているbrunch+time(目黒4号館)では
一般的な作りのテーブルも
共木のテーブルもどちらもご覧いただけます。
どちらがいいのかということはなく、
見ため、価格に違いがありますので
お一人おひとりのご希望にあわせて
お選びいただければと思います。