今回は突板(つきいた)のお話をさせて頂きたいと思います。
突板とは?
木材を数ミリ単位で非常に薄くスライスした板材を、ベニヤなどの心材に貼ってある物のことです。
天然木の特徴である木目の表情や触り心地を生かしたままで、「軽くて、反りがほとんど無く、リーズナブル」という利点を最大限活用できます。
- 無垢材家具と変わらず「木」本来の風合いを楽しめる。
- 軽い。
- 無垢材家具と比べ価格がリーズナブル。
BRUNCHで取り扱うテレビボードや収納などの箱物家具の多くは、無垢材と突板を合わせて作られています。
何故か?と言いますと、箱物家具には扉や引き出しなどの機能があり、それらにすべて無垢材を使用する場合、反りや割れなどを考慮した設計や仕様にする必要があります。
すると必然的に製作のコストは高くなります。
そのため、反りや割れが出にくく、かつ製作コストを下げられる突板を、適材適所に用い、作られていることが多いのです。
価格がリーズナブルで、軽くて実用的。
木の風合いもしっかりと感じられます。
無垢材の家具が欲しいけど予算の問題が…という時に比較的、購入しやすい家具と言えます。
CA-0091 扉を閉めたままリモコン操作ができるテレビボード
ヴィンテージの北欧家具も突板で作られているものが多く、突板家具は昔から用いられている製作方法です。
一般的に無垢材の方が価値が高く、良い物だと思われている方も多いかと思いますが、突板には突板の特性があり良さがあります。
これから家具のご購入をお考えの方、今度は家具の突板部分に着目してお選び頂いては如何でしょうか?