ソファのお手入れ~ヘタリ予防~

みなさん、日頃からソファのお手入れはしていますか?

カバーについたほこりを取ったり、汚れを落としたり…でもそれ以外は何もしていない、という方も多いのではないでしょうか。

ソファで一番傷みを感じる部分と言えば、座面の汚れとクッションのヘタリ。
汚れについてはなんとか落とそうと試みるものの、ヘタリについては「しょうがないもの」として放置していませんか?

クッションの中身に使われている素材は、ある意味「消耗品」ですので使用年数が長くなればなるほど、「消耗=ヘタリ」が出てくるのは仕方がありません。

しかし、お手入れすることで元のふんわり感が復元でき、ヘタリの進行度合いを遅くすることができます。
せっかく買ったお気に入りのソファ。お手入れしながら長く快適に使っていきましょう。

まずソファのクッションに使われている中の素材には、大きく分けてウレタンフォームフェザーシリコン綿の3種類があります。

*以前の記事で中身についてご紹介しています。
ソファの中身をご紹介~ウレタンフォームについて~
ソファのクッションの中身をご紹介~フェザーについて~

今回はそれぞれのお手入れ方法とBRUNCHで取り扱うソファのお手入れ方法についてご紹介します。

 

【ウレタンフォームの場合】

ウレタンフォームのクッションは、ソファによって密度が高く硬いものを用いたり、密度が低く柔らかいものを用いたり、またその両方を組み合わせてつくられています。ソファの命ともいえる座り心地を調整するため、さまざまなものを使用しています。

1~2ヶ月に一度はカバーを外して中身のみを天日干しすると、ヘタリを防止することができます。
お布団と同じように天日干しをしたり風通しが良いところに置くことで、クッションの中の湿気が逃げるので、効果的です。

干すのが難しい座面の大きなクッションの場合は、お部屋の窓を開けて風通しが良いところに立てかけておきましょう。
ベッドのマットレスを干す時と同じ要領で行ってくださいね。

また座面が取り外せない場合は、たまにカバーを外して空気の通りを良くしてあげましょう。

 

【フェザー(羽根)の場合】

軽くて保湿性が高い素材で、身体を優しく包み込むようなしなやかでふっくらした座り心地が特徴です。

羽根と羽根の間には空気の層があり、これがやわらかくしっかりとした掛け心地をつくりだしています。
しかし、空気の層がなくなってくると型崩れしてクッションがつぶれてきてしまいます。

つぶれてきた場合は、クッションを軽く叩いて内部に空気を送り込むことで、羽根と羽根の間の空気の層が復元し、ふんわり感を取り戻せます。

日常的にはクッションを叩いて空気を送り込みましょう。
そして3~4ヶ月に1度は羽根布団のように陰干ししてください。
その際、クッションの縦横から軽く押し付けた後に、軽く叩いて空気を送り込むと高い効果が得られます。

これらを行うことでふんわりした座り心地が持続します。

 

【シリコン綿の場合】

クッションとして適した膨らみ感や適度な反発感を持ち、かつ軽量という特徴を持つ素材です。

いつも同じ向きや姿勢、同じ位置に掛けていると、綿が偏ってきてしまいます。
偏ってきたらカバーを外して中のクッションを取り出し、マッサージするようにもみほぐしてみましょう。これである程度、元の膨らみを復元することができます。

2~3ヶ月に1度、このお手入れをすることで、特定の部分だけの極端なヘタリを防止することに繋がります。

 

いずれの場合も毎日のお掃除のタイミングなどにクッションを叩いて空気を通すようにしてください。

これだけでも、行うのと行わないのではヘタリに大きな差が出てきます。

そして、クッションの置く向きが決まっていないデザインの場合、いつも同じ面に座らないよう前後左右をときどき入れ替えてあげましょう。
いつも同じ1か所に座り続けると、早い時期からヘタリが出てしまいます。
まんべんなく座ることを心掛けていただくと長持ちに繋がります。

 

【BRUNCHで人気のソファ 中身とお手入れについて】

SO-0110 木枠カウチソファ

座面にはウレタンフォーム+コイルスプリングを使用。ベッドのマットレスのようなしっかりとした掛け心地です。

座面の表面部分にはフェザーを敷いてあるので、やわらかい手触りを感じられます。毎日、ポンポンと座面を軽く叩いてあげるとフェザーの偏りが解消できます。

座面自体は簡単に取り外し可能です。やや重量があるのでマットレスのように立てかけて空気を通してあげましょう。1~2ヶ月に1度のペースが目安です。

そして背面クッションはフェザーとシリコン綿を50%ずつ使用。適度なやわらかさと反発性があり身体にフィットしてしっかり支えてくれます。

フェザーがふんだんに使われていますので、毎日軽く叩いて型崩れを防止するといいでしょう。またクッションに前後左右がないので、たまに置き換えてまんべんなく使用してください。

そして3~4ヶ月に一度陰干しを行いましょう。

 

SO-0077 木枠ソファ

このソファの構造は以下のようになっています。

座面にはウレタンフォーム+ポケットコイルを使用。
お手入れは毎日軽く叩く+1~2ヶ月に一度天日干ししてください。

座面クッションも分割されていますのでお手入れの時、扱いやすいです。
またクッションは左右の交換が可能ですので、よく座る座面クッションと、そうでない座面クッションを定期的に入れ替えて使用しましょう。

背面クッションにはウレタンフォームのみ使用しています。
お手入れ方法は座面と同じです。クッションは裏表使用可能ですので、背面クッションも定期的に入れ替えてみてください。

 

SO-0044 クルミ無垢材 本革木枠ソファ

座面も背面もクッションの素材は、フェザーとポリエステル綿を50:50の割合で混合しており、極上のふんわり感が特徴です。身体全体がクッションに包み込まれていくような掛け心地を楽しめます。

日常的にクッションを叩いて空気を送り込みましょう。革のカバーはファブリックに比べると空気が入りにくいので、ファスナーを開けて叩いてあげると空気が通りやすくなります。
そして3~4ヶ月に1度はカバーを外して中のクッションだけ羽根布団のように陰干ししましょう。ふんわり感が復元しますよ。

 

ご紹介したお手入れ方法はヘタリが出る前、買った時からすぐに行って頂くと効果的です。お手入れしていても5~10年経ってくると中身が消耗しヘタリが出てきます。
お手入れで復元しなくなった場合は、中身のクッションのみお取り替え頂くことをお勧めいたします。

BRUNCHのソファはほとんどの製品が中身のクッションのみご購入が可能です。

お手入れ方法、中身のクッション購入など、ご不明な点はお気軽に店舗までご相談ください。