内部構造によるソファの選び方

ソファの座り心地はクッションの中身、フェザー・ウレタン・シリコンポリエステル綿等の配分や密度・固さによって、柔らかいのか硬めなのか決まってきますが、フレームの座面の構造によっても変わってくるんです。

今回はフレームの構造を見ていきましょう。

【ウェービングベルト】

ウェービングテープとも呼ばれており、特殊ビニロン糸を組んでゴムを浸透させた、5cmの帯状の衝撃吸収材として使われております。
張りの強さを調整することにより、弾性を自由に変えられが特徴です。
強くて軽い、音もしない。というのも特徴ですね。

スプリングに比べると耐久性が弱く、コストが抑えられる。
とありますが、単体で見ればそういった一面もあるかと思います。
ですが、種類も豊富で優れているウェービングベルトもあるのです。
そして合わせるクッションの素材によっても耐久性が変わります。

ただウェービングベルトだと耐久性が弱いというわけではありません。

【ダイメトロール】

ダイメトロールは布バネとも呼ばれております。
人間の脂肪に近い素材と言われており、適度な柔らかさと反発力を微妙なバランスを備えている素材です。
加重を面で支える為、長時間座ってもお尻が痛くなりにくいんです。
そして非常に軽いです。

良く私たちは「底付き感がない」と言います。
実際に板のものと座り比べて頂けると、この「底付き感がない」という意味をお分かり頂けると思います。

【Sバネ】

S字形をした銅製バネを連結棒でつないだバネで、適度な弾力性を耐久性を備えております。
座り心地としては、座面全体が体重を受け止めて沈みます。
座る場所によって少し座り心地が変わり、座面の手前あたりは少し硬め、中央部分が弾力ある座り心地となります。
バネの耐久性を高める為、山なりに貼ることもあります。

【ポケットコイル】

弾力性にとんだコイルバネをひとつひとつポケットに納めています。
荷重が加わったときでもひとつひとつバネが独立していますので、それぞれの点で荷重を支えます。
それにより柔らかな弾力性の座り心地になります。
ベッドのマットレスにも使われてる構造です。

【コイルスプリング】

渦状のバネをフレーム上に並べ、丈夫な紐や鉄線で連結させます。
底付き感のないクッション性が得られ、バネにかかる負担が分散され耐久性にも優れています。
上下方向に対して、跳ね返りが強まる性質をもっており、どこに座っても同じ座り心地です。
身体をしっかりと受け止めてくれます。

クッションの構造で選ぶのも良いですが、ソファの構造で選んでも良いですね。
ソファはしっかりと座りご自宅で過ごすイメージを膨らませ、自分にぴったりのソファを選びましょう。