デスク周りも、あなただけの空間を。

まれにウェブ上などで話題にあがる、デスクとテーブルの違いですが、あまり気に留めたことのないこのふたつ、みなさまは今までそのようなことを考えたことはあるでしょうか。

消費者庁の「家庭用品品質表示法」という法律において、そのカテゴリーは、「机、およびテーブル」とひとまとめになっています。あくまで安全で正しい品質を表示する上での品質表示法には、その家具の働きにまでは言及されていないようです。

大まかに、食事をするところがテーブルで、書き物やパソコンでの仕事や作業をする奥行きのやや狭いものが、デスク、というイメージはありますが、壁付けにして使う場合やカウンターのような、奥行きの狭いダイニングテーブルもございますし、対面で仕事をするオフィスには奥行きの広いデスクも存在するので、サイズだけではなかなか定義づけは難しいようです。もちろん、デスクで食事もできますよね。

BRUNCHでは数多くのテーブルを取り扱っておりますが、例えば、

TA-0078 ダイニングテーブル

こちらは非常にイメージしやすいダイニングテーブルです。

では、こちらはどうでしょう。


TA-0474 BRUNCHオリジナルダイニングテーブル

パッと見た感じですとダイニングテーブル。ですが、

チェアを外してみると、天板の下、幕板のあたりに何か隙間があるようです。

引き出しがついていました。

こちらは引き出しのついているタイプのダイニングテーブルになります。

カトラリーやランチョンマットなどを入れておくのも良いですが、普段食事の際には使わない筆記用具や作業用の道具をしまっておけば、マルチに活躍するダイニングテーブルとして使えます。

テーブル(table)とデスク(desk)、どちらも訳してしまえば机となりますが、英和辞書や和英辞典、英英辞典などを紐解いていくと、その決定的な差は、どうやらドロワー(drawer)、「引き出し」という言葉がキーワードになりそうです。
TA-0459 BRUNCHオリジナル デスク

パソコンの普及により、絶対的な引き出しの数は減少傾向にあるようですが、それでも引き出しの多いデスクは煩雑になりがちなデスク周りにおいて、とても嬉しい機能となります。

取り出しやすい上方にある浅めの引き出しにはペンなどの文房具、下方の深い引き出しには重めのファイルなどを収納しますが、この部分にも使いやすい工夫があります。


TA-0085  デスク
CA-0072 サイドワゴン

こちらのデスクとサイドワゴンは同じシリーズということもあり、非常に美しい統一感がありますね。

サイドワゴンだけ引き出してみます。

ちなみに、このサイドワゴン、裏側にキャスターが仕込まれているので、非常にスムーズな移動が可能です。

3段ある引き出しを引き出してみます。

 

少しレールの形状が異なるのがお分かりになりますでしょうか。

上段、中段の引き出しと、一番下の引き出しでは、少し金物が違うようにみえます。

下段に付いている金物は、スライドレールという金物を使用していて、多少重量のある物を入れていても軽い力で出し入れができる優れた性能を持つ引き出しの仕様になっています。
さらに、このサイドワゴンに採用されているスライドレールは箱の奥まで引き出せるタイプなので、奥行きいっぱいまでしっかりと収納できてとても便利に使えます。

家具製作の現場では、金物の進化と家具のデザインは切っても切り離せない関係性があります。ダイニングテーブルに必須であった幕板がなくなったのも、天板と脚の接合に優秀な金物が登場してきた経緯があります。

TA-0008-WN ダイニングテーブル

接合する金物の登場によって横ぶれを抑える役目から解放されることで幕板をなくし、非常にすっきりとしたデザインが実現できました。

もちろん、好き嫌いというものは人それぞれで、私個人的な好みで言えば、幕板のあるデザインのテーブルの方が「しっくりくる」感覚はありますし、アームのあるチェアを合わせる場合や、座った時に脚を組む、組まない等で使いやすさでも差がでるので、一概には言えず、絶対的な正解があるわけではないのが家具の面白さとも言えます。

さて、話が少しずれてしまいましたが、デスクとしてお部屋に置いて使う場合、少し贅沢にこんな形はいかがでしょうか。

TA-0376 栃(トチ)一枚板(天板のみ W1680/D670~700)

一枚板のデスクは、無機質な空間になりがちな作業スペースを大自然の息吹とともに鮮やかに彩ってくれること間違いなしです。

耳付きの天板で十分な作業スペースを確保し、チェストを天板の下に設えば機能性も十分で使いやすさもあきらめないデスクが作れます。耳付きの天板で気分も一新できそうです。

お仕事や作業等でアイデアに煮詰まった頭をリフレッシュさせたりと、ふとした瞬間の息抜きに自然の魅力が感じ取れるこのデスクで作業効率も上がるかもしれません。このように、使い方次第では新しい可能性を感じることができます。

数字では表れないこれらの機能性も、デスクにおいて新しい選択肢として面白いかもしれませんね。組み合わせ次第で自分仕様にカスタマイズできるデスク周りは、デザイン的な美しさとともに、すばらしい作業環境を提供してくれます。

店頭では様々な種類のデスクが試せますので、どうぞみなさまのアイデアをお聞かせください。あなただけの素敵な空間づくりのお手伝いをさせていただきます。