ダイニングテーブルのレイアウト

ダイニングテーブルのお部屋でのレイアウト方法は、実に様々なものがあります。
基本的にはお部屋のサイズ、形と、テーブルのサイズによってある程度決まってくるものですが、使い方や使う人数等によっても様々に左右され、お客様それぞれで最適と思われるレイアウトは変わってきます。
今回は、そんな多岐にわたるテーブルのレイアウトをいくつかご紹介致します。

1.キッチンカウンターと垂直にテーブルを置くレイアウト

最もオーソドックスでよく見るタイプのレイアウトです。
画像のような、対面式キッチンのお宅の場合に、スペースを有効に利用しつつ見た目にも綺麗に収まることから、よく利用されるレイアウト方法です。
デッドスペースになりがちなカウンター下のスペースにテーブルの端を入れ込むことによって、有効に活用することも出来ています。
また、キッチンからの食べ物の配膳も、距離的及び動線的に非常にスムーズです。

2.キッチンカウンターと平行にテーブルを置くレイアウト

こちらはキッチンカウンターと平行になるようにテーブルを配置したパターンです。主に家族構成や使用用途的に比較的大きな幅のテーブルが必要で、なおかつキッチンカウンターの前のスペース的に、カウンターに対して垂直に置くにはスペースが足りない場合等に多く採用されるレイアウトです。
また、3番目の画像のお部屋のように、TVとの配置の関係で採用されることも非常に多いです(これに関しては重要なので後述致します)。
このレイアウトも、キッチンとの距離が近く、配膳しやすいという特徴もあります。

3.キッチンカウンターの近くにテーブルを置かないレイアウト

こちらは、キッチンカウンターのすぐ近くでは無い場所にダイニングテーブルを配置したレイアウトです。
このようなレイアウトは、お部屋の形と置きたい家具のサイズとの兼ね合い、およびダイニングテーブルとテレビの配置の関係で採用されることが多いです。
テーブルの置き場所はなにも必ずキッチンカウンターの近くになければいけないということはありません。
むしろ、そのお部屋に住まう方のライフスタイルや、ご希望の家具のサイズ感を踏まえ、良く検討の上で最適と思われるレイアウトをするのが大切です。
・テレビとダイニングテーブルの配置の関係

度々出ておりますこちらの件について。
ダイニングテーブルとその他の家具のレイアウトを考える際に、この点は非常に重要です。
これは「ご飯を食べる時にテレビを見ながら食べるかどうか」についてなのですが、これによってテレビボードとダイニングテーブルの配置、およびダイニングテーブルの向きが決まってきます。
そして、これが決まるとほぼほぼソファの位置も決まってくるので、お部屋のレイアウトを考える際の一つの基準にもなります。

具体的に見ていきましょう。

図1

長手方向の辺に4人で座る場合のことを考えてみます。
この場合、上図のようなレイアウトであれば、テーブルを使う4人全員が、横を見ることでテレビを見ることができます。
ソファが多少邪魔かもしれませんが、ソファの高さとテレビボードの高さを考えてあげれば、さほど大きな問題ではありません。

図2

逆に、テーブルをこのような置き方にすると、テレビは2人しか見ることができません。むしろ、テレビを見ることができる2人も、見ることができない2人が視界に入るので、テレビが見づらいかもしれません。

お食事中にテレビを見ることが多い、あるいは習慣化している場合は、図1のレイアウトの方が、ストレスがなく使いやすいであろうということになります。

しかし、これはあくまで一例で、例えば家族構成が2人の場合は図2のレイアウトでも良いかもしれません。むしろ、正面を見たままテレビが見られるので、こちらの方が良いと言えるかもしれません。
そして、来客があった際だけ、図1のようなレイアウトにする、ということもできます。

テーブルや家具のレイアウトは非常に多岐にわたり、今回ご紹介した以外にも無数に存在します。また、決まりきった万人に通用する正解はありません。
しかし、基準や推奨とされるものはありますし、お部屋の大きさも決まっていますので、あとはお客様のライフスタイルや家族構成に則して何が一番良いかを考えていけば、自ずとその方にとっての正解のようなものが必ず見えてきます。

テーブルや家具のレイアウトでお悩みの方は、是非一度ご来店下さい。
スタッフが親身にご案内させて頂きます。
その際は、図面をお持ち頂けますと大変ありがたいですが、もし無くてもお部屋の寸法と大体の形状がわかれば、可能な限りご案内をさせて頂きます。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。