ソファの中身をご紹介~ウレタンフォームについて~

前回ご紹介しましたソファの中身【フェザー編】に引き続きまして、

今回はソファの中身に使われているとっても重要な【ウレタンフォーム編】についてご紹介いたします。

Q1:ウレタンフォームって何?
A:
一つにウレタンフォームと言っても種類は様々。わかりやすく一番身近なものでは、食器などを洗うスポンジもウレタンフォームの一種。
スポンジはプラスチックを気泡化しクッション性をだした石油化学製品です。主な原料のポリオールとポリイソシアネートを混合し発泡剤などを加えて整形されます。

その気泡の大きさによって柔らかさや硬さの違いをだしソファのクッション材以外でも様々な製品の一部として使用されています。
〈製品例〉
車やバイクのシート・枕や敷布団・靴の中敷・お化粧のパフ・梱包材・吸音材 などなど。

 

 

Q2:ウレタンフォームの種類はどんなものがあるの?

A:
ウレタンフォームの種類は【密度・復元性・伸び率】などで多種にタイプが分かれています。密度は1立方メートルの重さを表していて、
「密度濃い=硬い」
「密度薄い=柔らかい」とされています。

・一般ウレタンフォーム
基本的なウレタンフォームで用途によって密度の違うウレタンフォームを使用します。密度が高くなるほど固くなるウレタンフォームです。

軟質ウレタンフォーム(汎用ウレタンフォーム)
密度:13.8kg/m3~24kg/m3

出典:http://www.softpren.co.jp

ウレタンフォームの中でも安価な素材です。
一般的なクッション材梱包材用途としてお使いいただくには汎用ウレタンフォームが適しています。

 

・高硬度ウレタンフォーム・高密度ウレタンフォーム
密度:25kg/m3~75kg/m3kg/m3

  
(一般的フォーム)  (高硬度ウレタンフォーム)
出典:soflantec.com

高硬度ウレタンは一般フォームと密度は同じながらも硬くしっかりとした感触を持ちます。高密度ウレタンは密度があり固さがあるので底付き感を軽減するため下地に使用されます。沈み込みをなくしてしっかりとした座り心地にしてくれます。

 

 

 

・ウレタンチップフォーム

出典:http://www.softpren.co.jp

スポンジ端材を粉砕し再生した製品。一般的に使われるものよりも3倍程度硬いフォームです。圧縮してあるので復元性は低く普通のウレタンに比べヘタリに強い素材です。繰り返し体重をかけるイスやソファなどの底付き感をなくすため座クッションの心材に最適な素材です。

 

・ソフトタッチウレタンフォーム
密度15kg/m3~20kg/m3
    
(一般的フォーム) (ソフトタッチフォーム)
出典:soflantec.com

非常に柔らかく身体にフィットする感触が特徴のウレタンフォームです。最初に当たる表面部分に使用されることが多い素材です。

 

 

 

・低反発ウレタン
密度:48kg/m3~55kg/m3

出典:http://www.softpren.co.jp/

力を加えるとゆっくりと戻るのが特性で粘弾性のあるウレタンフォームです。体圧分散特性耐衝撃性エネルギー吸収性に優れています。高硬度タイプや汎用タイプに比べて、圧が均等に分散されるため長時間の使用でも疲れを感じにくくしてくれます。人肌に似たモチモチとした感触も特徴的です。
徐々に沈みこむ、独特のフィット感が特徴のウレタンフォームです。柔らかすぎずフィット感を出したいときに、表層に使用します。気温により硬さが変化しやすいウレタンです。

 

・ラバーライクウレタンフォーム (高反発弾性ウレタンフォーム)
密度:26kg/m3~76kg/m3

出典:http://www.softpren.co.jp/

柔らかな感触と弾力、しっとりとした座り心地のウレタンフォームです。引張強度が強く耐久性に優れる高い反発弾性、早い変形戻り性が特徴です。一般的なウレタンフォームと比較し、ヘタリにくく密度の数値が高くなればなるほど反発弾性が大きくなります。

 

 

Q3:ウレタンフォームはなぜヘタってしまうの?
A:
たくさんの気泡で出来ているウレタンが潰れて起きる消耗現象をヘタリといいます。長年使用することによって一つ一つの気泡が潰れていき徐々にヘタっていきます。
密度の薄いウレタンフォームは気泡が大きいので一つ潰れてしますとクッション性がへり高密度なウレタンフォームよりもヘタリやすいといわれています。ただ、現在では密度が薄くても反発性の優れたウレタンや圧を分散させるウレタンなどもあるので密度と反発性などが重要な役目となっています。組み合わせとバランスを変えることで耐久性と座り心地の良さを生み出しています。

 

Q4:日頃のお手入れ方法は?
A:

1〜2ヶ月に一度くらいの頻度で、天日干しをおこなったり、風通しの良いところに置いてあげてください。カバーを外せるものは外してクッションの中身のみを天日干しすることで、へたりを防止することができます。

    

 

 

「座り心地×耐久性」を実現するためにソファの制作においてとても重要な一つのウレタンフォーム。
最初のあたりの柔らかくしたり、底付き感をなくす為硬いウレタンフォームを使用したり。しっかりとした厚みを持たせることも大切な要素です。

BRUNCHでは末永く家具をつかっていただくために高品質のウレタンを使用したソファを取り揃えております。どうぞ実際にソファにおかけいただいてお好みのソファとめぐりあってください。

ライフスタイルに合わせて選ぶソファのかたち

インテリアの主役と言える「ソファ」は、お部屋の印象を左右する重要なアイテムのひとつです。

ソファの購入を検討するとき、まずは見た目やデザイン性でお選びになる方が多いのではないでしょうか。次にサイズ感や座り心地が選ぶポイントになってくると思います。

ソファは寛ぎの時間を過ごす場所。
どんな風に過ごすのか、どのようにリラックスしたいのかによっても選び方は変わってきます。

そこで今回は、BRUNCHで取扱うソファの中から、ライフスタイルに合わせたソファの「形」についてご紹介します。

 

 

【横になって寛ぎたい】

座って寛ぐだけでなく、横になって休みたい。
ゴロンとして過ごすことが多い方には…

■肘掛けが枕代わりにもなる、アームの低いソファ
■ソファ全体がファブリックで覆われた、頭を乗せても痛くない張ぐるみソファ
■肘掛けがなく座面を広々使える、アームレスソファ
■足を伸ばして寛げるカウチソファ
■カウチソファの代わりに、オットマンを併用する

などがオススメです。

アームが低い+大きなアームクッションが付いたソファ
SO-0058 ソファ

 

アームが低い+張ぐるみのソファ
SO-0102 フルカバーリングソファ

アームレス+カウチのソファ
SO-0110 カウチソファ

 

【テレビ、読書などを楽しみながら寛ぎたい】

テレビや映画を見たり、読書をするなど、趣味の時間をゆったりと過ごしたい。
そんな方には…

■背筋を伸ばした状態で頭までしっかりと支えてくれるハイバックソファ
■家族を気にせず、1人でゆっくりと寛げる1Pソファ
■趣味の時間だけ背もたれをハイバックにできる、ロー/ハイバック兼用ソファ
■一般的なローバックソファに、ヘッドレストをセットする
■真っすぐの背筋を保ったまま、足も伸ばして寛ぎたい時はオットマンを併用する

などがオススメ。

自分だけの贅沢な時間に最適。ハイバック+1Pソファ
SO-0061 ソファ

背もたれのクッションを動かすだけ!ローバックとハイバックの兼用ソファ
SO-0100 フルカバーリングソファ

 

【家族みんなで広々と寛ぎたい】

一家団欒の時間を大きなソファで過ごしたい。
家族みんなでのリラックスタイムには…

■たくさんの人数が座れ、また座面が広く1人ずつのスペースがゆったりとれるL字型のカウチソファ
■幅や奥行きが広く全体的なサイズ感が大きいソファ
■座るスペースを増やすためにオットマンも併用する

などがオススメです。

座面がフラットで広々としたL字型カウチソファ+オットマン
SO-0071 フルカバーリングソファ

幅は最大3000mm!高級感たっぷりの大型ソファ
SO-0064 ソファ

 

【ソファでも床でも過ごしたい】

ソファを背もたれにして、床に座って過ごす時間も好き。
そんな方には…

■座面の高さ(SH)が低めのソファ

がオススメ。

床に座ってソファの座面に腕を乗せる場合、SHが低めだと使いやすいです。

SHは350mm。座面部分が木枠より少し出ているので、背当たりも良好。
木枠のソファは基本的に背クッションが動かせます。
床でゴロゴロするときにもソファのクッションを使用できますね。
SO-0095 ソファ

 

【食事したり作業したり、寛いだり】

ソファでの寛ぎタイムに加え、
お食事、お仕事、お勉強などもされる場合は…

■リビングダイニング兼用のソファ

をオススメします。

リビングダイニング兼用=LDソファは、通常のソファに比べると座面クッションに適度な硬さを持たせています。
お食事や作業するの際の姿勢を保ちやすく、またリラックスできる柔らかさも備えた優れものです。

SO-0080-WN LDソファ

SO-0056 LDソファ

SO-0111 LDソファ

 

【オットマンは必需品】
オットマンは足乗せ用のソファです。
このまま掛ければスツールとしても使用できます。
本来の使い方通り足を乗せて寛ぐのはもちろん、座る人数を増やすために用いるのもおススメです。
ソファにピッタリくっつけても、離しても。
どこにでも置けて、さまざまな場面で活躍する、とても便利なアイテムです。

SO-0082 オットマン

SO-0081 オットマン

 

いかがでしたでしょうか。

デザイン性重視でパッと見の好みでお選び頂くのも、お部屋に合わせたサイズ感でお選び頂くのも◎ですが、「自分がどのようにソファで過ごすか」も考えてお選び頂くと、買った後に後悔することなく、より納得のいくソファ選びができると思います。

是非、参考にしてみてくださいね。

 

TVボードの脚について

今回はTVボードの脚について。

脚の種類とそれぞれの脚の特徴をご紹介したいと思います。

TVボードに使われる脚の種類は大きく分けると2種類ございます。

「台輪(だいわ)脚」「上げ脚」の2種類です。

BRUNCHで扱っているTVボードも上記2種類のどちらかの脚が使われています。

●台輪(だいわ)脚とは?

TVボード本体を支える四角い枠組みの土台のことを「台輪」といいます。

構造もシンプルで、強度もだせることから昔の日本のTVボードは「台輪」タイプが主流でした。

 

●上げ脚とは?

複数本の脚でTVボード本体を支えるのが「上げ脚」タイプ。
TVボード本体と床との間に空間が生まれるのが特徴ですね。

日本での西洋文化の発展と家具製造技術の進歩とともに、
北欧家具のような細くて長い脚がついた「上げ脚」タイプのTVボードが増えていきました。

上げ脚タイプは鉄脚や板脚、ロの字脚などデザインの幅も広くなります。

 

●台輪タイプの特徴

①お部屋が広く見える


台輪タイプのTVボードは全体の高さを低くすることができます。

そうすることでTVボードより上の空間が広く映り、
お部屋が広く見えます。

 

②収納部分を大きくとれる

台輪タイプの場合、台輪自体の高さが低いので、
収納部分を大きくとっても全体の高さを抑えることができます。

上げ脚タイプの場合、脚で100mm前後の高さがでてしまうので、
全体の高さを抑えるために、収納部分を多少小さくつくる必要があります。

 

●上げ脚タイプの特徴

①見た目がスッキリとする(圧迫感が少ない)

上げ脚タイプはTVボード本体と床との間に空間ができます。
そのためお部屋に与える圧迫感が少なく、野暮ったさもなくなります。

②床掃除がかんたん

上げ脚タイプは本体下に空間があいているので、床掃除をする際もかんたんです。
お掃除ロボットなども通る高さのものも多いです。

 

●脚の役割について

余談ですがお客様から「脚はなくてはダメなのか?」「脚をなくして本体を直置きしたい」といったお問い合わせをたまにいただきます。

もちろん脚をなくして家具をつくることはできます。

ですが脚には床からの湿気や汚れを守ることや、
本体の扉や引き出しが開け閉めをしやすくすること、
そして掃除機をかける際に家具本体に衝撃を与えないことといった役割があり、
脚をなくすとそういった問題を回避することができなくなってしまうのであまりおススメはできません。

以上です。

「台輪タイプ」と「上げ脚タイプ」。

BRUNCHで扱うTVボードにはその両方をお選びいただけるTVボードも多いので、
お客様のライフスタイルとお好みに合わせてお選びいただけたら幸いです。

チェストはタンス?

皆様がチェストという言葉を聞いた時、連想する家具はどのようなものでしょうか?
チェストが日本語になるとどうなるか辞書などをチェックすると蓋つきの大きな箱、もしくはタンスと書かれている事が多いです。

蓋つきの箱とは何かというと、


<CA-0178> ヴィンテージBOX
https://www.brunchone.com/catalog/cabinet_0178/

このような箱のことです。
ヨーロッパでは引き出しのような正確な技術を必要とするチェストが一般的になるまでは、こういった箱を洋服の収納家具として使用し、チェストと呼んでいたようです。

ただ、きっと皆様がイメージするチェストも以下のようなものであると思います。

<CA-0110> 水屋箪笥 ※現在は取り扱っておりません。

<CA-0117> ローチェスト ※現在は取り扱っておりません。

大きめの引き出しが設けられていて、洋服を畳んでしまう。
そんな使用方法がメインとなる家具たちですね。

しかし上の2商品は「※現在は取り扱っておりません。」ということで、BRUNCHで取り扱う収納家具一覧ページを見てもそれらしいものはほとんどありません。

実は最近の新築の住まいは戸建てのお宅・マンションを問わず、収納家具を買わずとももともと大きな収納スペースが造り付けで設置されているため、タンスと呼ぶに相応しい家具の需要は非常に小さくなってきております。
そのためBRUNCHでも、徐々に大型の「タンス」といった商品は減りつつあり、収納家具でいうとリビングに設置するようなサイドボードの種類が増えております。

そんな中でBRUNCHで現在も取り扱っている「チェスト」を見てみると、一つの共通点があります。
それは小ぶりで服をしまうという用途でデザインされている訳では無いという部分です。


<CA-0079> チェスト
https://www.brunchone.com/catalog/cabinet_0079/

こちらのチェストは特注でお好きなサイズに変えて頂けますが、基本のサイズはW420 D310 H650 (mm)と一人で軽々と運べるくらいのサイズ感です。

収納部の内寸も高さ10cmもなく、しまうとすれば文房具や書類などでしょうか。
コンパクトなサイズ感でリビングや廊下にちょこっと置いておくといった使い方が想定されます。


<CA-0114> FAX台
https://www.brunchone.com/catalog/cabinet_0114/

CA-0079に近いサイズ感・デザインですが、こちらはFAX台として使用する事を想定しデザインされました。

もちろんFAX台として使わなければいけない訳はなく、CA-0079同様、ちょっとした物の置き場としたり、お花台としてお部屋にアクセントを与えるための家具として使って頂いたりと様々な用途に使用することをお考え頂ければと思います。


<CA-0104> サイドチェスト
https://www.brunchone.com/catalog/cabinet_0104/

こちらのCA-0104は単品での使用ももちろん良いですが、デスクサイドチェストとしてデザインされているため、 例えばTA-0085 デスクと組み合わせて使用する事で真価を発揮します。

テーブルの作業スペースを広げ、尚且つ収納力も持たせられる、デスクのお供にぜひおすすめしたい家具です。

このように3台のチェストをピックアップしてみましたが、いづれもお部屋のメインとなる家具というよりは、アクセントとなるようなものや、何かに付属する事でより意味を持つような家具たちです。

かつての日本では収納といえばタンス、チェストという事で、そういった置き家具は人気がありました。しかし時代は変わり、造り付けの収納がある部屋が多くなった事で、チェストのサイズを小さくなり、役割を変えて残っています。
小さな引き出しはものを小分けするのに非常に便利ですので、お探しの方はきっと多いと思います。

そんな方は以下の収納一覧ページからお気に入りの一台を探してみてください。
https://www.brunchone.com/search/storage/

設置スペースに合ったデスク

お子様用の勉強机、ご主人の書斎のデスク、奥様のリビングダイニングの作業台。設置するスペースによって最適なデスクは異なります。

今回は、設置スペースに合ったデスクのお話です。

 

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何よりもまず設置する場所やレイアウトの検討から入ります。
子供部屋や書斎、リビングやダイニング、どのお部屋に設置するかでデスクのタイプが違ってきます。また、そのスペースに見合ったレイアウトに合致するデスクであることも重要です。

・子供部屋


デスクのサイズは幅1000mm、奥行600mmあることが理想的です。
子供部屋に学習机を設置する場合、将来必要になる収納やベッドなどの家具についてもある程度考えてから、無理のないサイズを選ぶことが重要です。

また、教材等を数年置くことを考慮して収納力が高い仕様をお選びください。
キャスター付きのサイドワゴンやサイドチェストがあると便利です。

子供部屋を兄弟相部屋にする場合、下の子の机も置けるサイズの学習机を選びましょう。また、兄弟同じデザインの机を並べた方がインテリア的に納まりがよくなりますので、同じデザインの机を購入するのもおすすめです。
年の近い弟妹がいる場合には、下の子の机も上の子と同時期に購入してしまうというご家庭もあります。

合わせる椅子選びもとても重要です。高さ調整が可能で足が床にピッタリと付くように出来るものをオススメいたします。

最近は大人になってもそのまま使用することを考えたうえで子供用のデスクを探されている方が多いです。
その場合は前に述べた内容に加えて、年齢や性別に左右されないシンプルなデザインを選ばれるといいと思います。

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・書斎


自宅でお仕事をなさる方、仕事を家に持ち帰り夜な夜なデスクに向かう方へは、
デスクのサイズは幅1000mm、奥行600mmあることが理想的です。
意外ですが子供用のデスクサイズと同じサイズになります。
PCの有無、書類を広げる枚数等、より具体的に使用方法を想定したサイズを割り出してください。
作業目的ではなく、読書をするだけという場合はお部屋のスペースをみながらサイズを小さくすると良いと思います。
書斎に限っては読書、執筆などをするため専用のお部屋ですので、本棚やフリーシェルフのような収納家具も同じ素材で統一すると落ち着きのある空間になると思います。
ご自身の為にこだわりを詰め込める場所が書斎です。
デスクライトやペン立て等、小物の配置スペースも確保したいところです。

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・リビングやダイニング

リビングダイニングスペースにはダイニングテーブルやソファといった大型の家具がメインで設置されているはずです。
ここで気を付けたいのが「奥行き」「高さ」です。
奥行きのあるデスクをリビングダイニングに設置すると、かなり圧迫感があります。特に高さがあるデスクがリビングダイニングにあると圧迫感に加えて、お部屋がごちゃごちゃした印象になってしまいます。
出来るだけスッキリしたシンプルなデザインのものを設置してください。
収納家具はデスクの天板を超えない高さで納めて下さい。
反面、横のスペースは他のお部屋と比べると確保しやすいのがリビングダイニングですので、奥行が浅い横長のデスクをご検討されている方が多いです。

また、設置されている家具の数量が多いのもリビングダイニングです。
色々なデザインが入り混じっているので出来る限りシンプルなものを。
特に直線的でシンプルなデザインは組み合わせを選ばないためオススメです。

 

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■ BRUNCHでは~

BRUNCHでは、テーブル含めほとんどの家具のサイズや樹種、塗装方法をお選びいただけます。
お客様に最適な、一生を共に暮らす家具探しのお手伝いをさせていただけたらと考えております。

 

 

 


 

ソファのアームの魅力

ソファを選ぶ基準は人それぞれです。

座り心地、色、大きさ、生地や革の質感などなど・・・多々あることでしょう。

 

個人的に好みなのは、木製のアームが付いたソファです。

端に座れば、木に直接ふれることで直接質感を楽しめます。

疲れて家に帰った時。家事の合間にホッと一息つきたいとき。

あたたかみのある木の質感に癒されることでしょう。

 

また、アームのデザインによってソファの印象は全く違うものになります。

家具デザイナーたちは、アームの付いたソファ(またはチェア)のアーム部分のデザインに特に沢山の時間と労力を費やします。

 

まさに、ソファのデザインの要となるパーツなのかもしれません。

木のアームが美しいソファと言えば沢山ありますが、中でもBRUNCHでもとても人気があるペーパーナイフソファは一見の価値有りです。

北欧デザイナーのカイ・クリスチャンセンデザインの代表的なソファですね。

■Kai Kristiansen カイ・クリスチャンセンとは?  カイ・クリスチャンセン (1929~)  ハンスウェグナーやボーエモーエンセンと同様、 コーア・クリントのデザイン思想、  「古代は現代よりモダンである」―過去のものから良いところを取り入れ、  さらに人間工学を考慮したデザイン― その思想を担った世代のデンマークのデザイナー。

BRUNCHでは、ヴィンテージではなく復刻版の販売をしています。

海外のデザイナーの家具ですが、製作自体は国内で日本人の職人によってされており、ヴィンテージの良いところはそのまま残し、日本の家具の技術を最大限に活かして日々製作されています。

20世紀前半頃に作られたオリジナル製品は現在生産はされていませんが、高い技術を持った日本人の職人だけがそのデザインを受け継ぎ、

美しいソファを作り続けています。

注文が入り次第製作致しますので、木の種類はもちろん、張り地の生地の種類も数十パターンからお選び頂けます。

一点物の家具を注文するような感覚で、樹種選び→木の仕上げ選び→張り地選び と家具ができるプロセスを楽しんでみては。

木の種類や、張り地(ファブリックか革か)によっても全く印象が異なります。

木の種類は、写真以外にも赤みのあるブラックチェリーや、明るい色のナラなどでも製作可能です。

木の種類によっても、アームの部分のさわり心地が異なります。

 

ぜひ、一度ペーパーナイフソファに座ってみてはいかがでしょうか。

BRUNCHでは千葉店にて展示中です。

作り手やデザイナーのことを想い浮かべながら、座った時のアームの手ざわりを楽しんでみてください。

BRUNCHが取り扱うデザイナーズダイニングチェアのご紹介~海外編~

前回に引き続き、今回のブログもデザイナーをご紹介いたします。

BRUNCHで取り扱うダイニングチェアは全部で123脚ございます。その中でデザイナーが手掛けているダイニングチェアは61脚ございます。

前回は国内で活躍する5名をご紹介いたしましたが、今回のブログでは海外のデザイナー5名をご紹介させていただきます。

またBRUNCHで取り扱いのあるダイニングチェアも併せてご紹介させていただきます。

まず初めにご紹介するデザイナーはカイ・クリスチャンセンです。


①Kai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)

1929年 デンマーク生まれ

1950年 王立芸術アカデミーにてコーア・クリントに師事し、卒業

1955年 自身のスタジオを建てる

1968年 FMシステムウォールユニット発表

現在 デンマークKaagaard社、スキャンバーク社(Tvillum-Scanbirk)といった家具メーカーのデザインの顧問を勤める

同時代のデザイナーであるハンス・J・ウェグナーボーエ・モーエンセンにも引けを取らない、「デンマーク近代家具デザインの父」と呼ばれ、実用的でスタンダードな美しさを持つ家具を生み出しました。

代表的なものに「No.42 チェア」「ペーパーナイフ チェア」がございます。


■商品:CH-0133 ダイニングチェア
■サイズ:W535 x D545 x H750 x SH460 x AH670 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材/
ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥68,256~¥101,088(税込み)
CH-0133 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0151 ダイニングチェア
■サイズ:W490 x D475 x H720 x SH440 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材
/ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥47,520~¥69,552(税込み)
CH-0151 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0286 ダイニングチェア
■サイズ:ハイタイプ W500 x D525 x H750 x SH450 mm / ロータイプ W500 x D525 x H750 x SH420 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材
/ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥64,368~¥93,744(税込み)
CH-0286 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはハンス・J・ワグナーです。


②Hans J. Wegner(ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー)

1914年 デンマーク生まれ

1936年 デンマークにあるコペンハーゲン美術工芸学校に入学

1940年 ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフース市市庁舎の建築プロジェクトに参加
また同年、家具工房、ヨハネス・ハンセン社との共同作業を開始

1950年 カール・ハンセン&サン社でYチェアの生産開始

1951年 第1回ルニング賞受賞

1997年 第8回国際デザイン賞受賞。また英国王立美術大学からは名誉学士号が贈られる

2007年 92歳で逝去

ハンス・J・ワグナーは20世紀を代表する家具デザイナーです。一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃す家具を次々と発表し、大きな影響を与えました。彼は500脚以上の椅子をデザインしたことからチェアデザイナーの巨匠として世界中で知られるようになりました。

代表作は現在まで70万脚ものロングセラーを記録している「Yチェア」です。家具好きなら一度は聞いたことがありますよね。


■商品:CH-0013 PP58 by Hans J. Wegner
■サイズ:W580 x D480 x H720 x SH420 x AH660 mm
■樹種:ナラ無垢材/タモ無垢材/ブナ無垢材
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥137,160~¥207,360(税込み)
CH-0013 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0014 PP68 by Hans J. Wegner
■サイズ:W580 x D480 x H720 x SH420 x AH660 mm
■樹種:ナラ無垢材/タモ無垢材/ブナ無垢材
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥106,920~¥194,400(税込み)
CH-0014 商品詳細はこちらです


■商品:CH-0189 PP701 by Hans J. Wegner
■サイズ:W630 x D460 x H680 x SH430 x AH650 mm
■素材:黒革
■仕上げ:ソープ仕上げ/オイル仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥157,680~¥210,600(税込み)
CH-0189 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはボーエ・モーエンセンです。


③Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)

1914年 ユトランド半島北部の都市、オルボーに生まれる

1942年 王立美術大学家具科を卒業。デンマーク近代家具デザインの確立者であるコーレ・クリント、モーエンス・コッホに師事。
同年、デンマーク協同連合連合会家具部門に主任として勤務。シェーカー様式の椅子をアレンジした「J-39」を発表。

1950年 独立し、設計事務所を設立

ボーエ・モーエンセン庶民の味方と呼ばれていました。それは作り手側の論理を押し付けること無く、常に生活者の立場に立った物づくりを心がけていたからです。

そのため「造った家具を確認するには、自分で実際に使用してみるのが一番だ」という考えから自らの家を実験室と言っていたほどのようです。

またアルネ・ヤコブセンハンス・J・ワグナーと共にデンマーク家具デザイナーにおける名匠の一人です。

デザインはもちろんのこと、生活に根差した彼のこだわりの家具に、どうぞ触れてみてください。


■商品:CH-0186 J39
■サイズ:W480 x D420 x H760 x SH445  mm
■樹種:フレーム ブナ無垢材/オーク無垢材 / 座面 ペーパーコード
■仕上げ:ソープ仕上げ/ラッカー仕上げ
■価格:¥75,600~¥96,120(税込み)
CH-0186 商品詳細はこちらです

続いてご紹介するデザイナーはナナ・ディッツェルです。


④Nanna Ditzel(ナナ・ディッツェル)

1923年 コペンハーゲン生まれ。

1946年 コペンハーゲン芸術美術学校家具デザイン科を卒業。
同年、夫のヨルゲン・ディッツェルと共に自身の事務所を設立

1956年 第6回ルニング賞を受賞

1960年 ミラノ・トリエンナーレ金賞を受賞

2005年 コペンハーゲンで死去

ハンス・J・ウェグナーなどと共に家具デザインの黄金期の一手に担った彼女ですが、彼女のデザインは女性的な優しさや自然の美しさに対する敬意が表れており、世界的に高い評価を得ています。

また家具デザインだけでなく、小物ジュエリーテキスタイルまで様々な活動で、数々の名誉ある賞を受賞しました。2005年に亡くなるまでデザインし続けた「生涯現役」を実践したデザイナーです。


■商品:CH-0188 トリニダードチェア
■サイズ:W485 x D570 x H840 x SH450 mm
■樹種:ビーチ/ブラックチェリー/アッシュ/オーク/ウォールナット
■仕上げ:ラッカー仕上げ
■価格:¥74,520~¥89,640(税込み)
CH-0188 商品詳細はこちらです

最後にご紹介するデザイナーはアンドレアス・コワルースキーです。

⑤Andreas Kowalewski(アンドレアス・コワルースキー)

ドイツのベルリン出身でオランダのアムステルダムを拠点に活躍する若手デザイナーです。

その仕事ぶりは電子機器自動車の設計インテリア関連など様々な分野で仕事を手掛けています。

彼の代表作である「Clamp Chair」は2012年に自ら製作した試作品を日本の工場へもっていき、家具職人と手を組んで改良を重ね作品として仕上げました。


■商品:CH-0287 ダイニングチェア
■サイズ:W475 x D520 x H755 x SH455 mm
■樹種:ブラックウォールナット無垢材/着色ナラ無垢材/ナラ無垢材/ブラックチェリー無垢材/レッドオーク無垢材/
ハードメープル無垢材/ホワイトアッシュ無垢材/ヨーロピアンビーチ無垢材
■仕上げ:オイル仕上げ/ウレタン仕上げ
■価格:¥63,720~¥95,688(税込み)
CH-0287 商品詳細はこちらです

いかがでしたでしょうか?

デザイナーによってチェアのデザインは様々です。チェアは家具の中でも一番デザイン性が映える家具です。優雅な流線形のものや線の細いシャープなもの、独創的なものなど豊富にございます。BRUNCH各店にも様々なチェアの展示がございますので、実際に店頭で見て、座って確かめてください。何かご不明な点がございましたら、私たちスタッフがお手伝いさせていただきます。

【無垢材】のダイニングテーブル

 

当店は【無垢材】を主に取り扱っているのですが
よくお客様からの質問で
「無垢材」ってなんですか?
と聞かれることが多いです。

なので本日は【無垢材】のテーブルならではの良し悪しをお伝えいたします。

 

そもそも無垢とは「けがれが無いこと」です。
けがれのない材、すなわち純粋な木そのものを使用しております。

植えられている木を伐採し、その材を接ぎ合わせて無垢材のテーブルが誕生いたします。戦前までは日本のほとんどの家庭が無垢材の家具を使用しておりました。

 

《メリット》

天然木の為、木そのものの風合いを楽しめる
テーブルの表面を触っていただくだけで、合板のものと無垢のものの違いがはっきりとわかります。また経年変化で色味が変わっていく姿も見ていてお楽しみいただけます。

 

キズや汚れも削って直すことができる ※オイル仕上げに限る
これはうれしいですよね。
テーブルは毎日使うものだからこそ、どんなに気をつけていても
キズ等ができやすく、目にもつきやすいのがネックです。
無垢だとそんな傷を削っていただくと
新品みたく、元の状態に戻ります。
その為、より永くお使いいただけます。

 

テーブルに愛着がでてくる
オイル仕上げですと定期的なメンテナンスが必要ですが
オイルを塗った分、光沢や色味がよみがえります。
家具の中でもより多く触れる機会があるテーブルです。
無垢の暖かみを感じられがらのメンテナンスは
次第に楽しく感じられるかもしれません。

 
重厚感がある
天板も一番薄くてもほとんどが25mm厚です。
ですので存在感もあり、なんといっても
合板ではまかまかなえない重厚感が味わえます。
テーブルはお部屋の中心に近い場所に置かれる方が多いのではないでしょうか。
無垢材のテーブルを置くことによりお部屋の雰囲気をぐっと変えてくれます。

 

 

メリットをお伝えしていたら日が暮れてしまいそうなので
次にデメリットもご紹介します。

 

《デメリット》

木が動く
木が動く!?そんなばかな。。
なんて思いますが、本当です。
木には調湿採用があり、室内の湿度を調整せてくれます。
しかしそのことにより、乾燥の時期は木の水分が室内に繰り出されてしまうので木が瘦せてしまいます。
痩せてしまうと、木と木の接ぎ目から隙間ができ
ひび割れが起きることがあります。
それを防ぐために、冬場は無垢材のそばに加湿器
置いていただく事をオススメしております。
また、少しのひび割れでしたら梅雨の時期に
木が膨張し戻ることもございます。
木が生きていることを痛感できます。

 

納期がかかる
大量生産ではないので注文が入ってから作り始めるので
納期が平均1ヵ月半~2ヵ月半かかるものが多いです。

 

木目がそれぞれ異なる
自然の中で育った木ですので、一本一本木目が異なります
人の肌と同じですね。同じ木目は誕生しませんので
世界に一つだけのテーブルがご自宅に届きます。
木目を指定することも出来かねますので
展示品とイメージが違うこともあるのでご注意下さい。

 

重さがある
合板とは違い天板の厚みすべてが木でできている為、想像以上に重いです。
テーブルはそんなに移動される機会は少ないかと思いますが
よくご自宅で模様替え等されるかたは展示テーブルを持ち上げてみて
重さを確認して頂ければと思います。

 

 

いかがでしょうか。
無垢の方がいい。合板の方がいい。
皆さまそれぞれ思いかたは違うかと思います。
それぞれ長所と短所があるので是非比較してみて下さい。

無垢材のテーブルの中でもいいろいろな形や樹種があります。
そちらはまた別の記事でご紹介してますのでご覧ください。

 

 

 

「耳」がある、ダイニングテーブル

「ダイニングテーブル」と言われたとき、多くの人はこのような形を想像するかと思います。


TA-0078 ダイニングテーブル

天板に脚が四本の、このようなオーソドックスな形は四本足の動物に例えられることがあり、例えば古い製造の現場では、天板面のことをカメの甲羅に例えて「甲板(こういた)」と呼ぶことがあります。

「木目」があって、「脚」と呼ばれる部品があり、甲羅まであるダイニングテーブルですが、実は、「耳」があるダイニングテーブルもあります。

ダイニングテーブルの「耳」とは、この部分(テーブルの端)をさします。

BRUNCH各店の中でもbrunch+timeに多く展示がある耳付きのテーブルですが、耳とはどのようなものでしょう。

まずは写真を見てみましょう。

一枚板など、丸太を縦にスライスしたイメージの天板に多くみられる仕上げで、木の表面の皮の部分が残っていたり、デコボコとした形を留める程度に研磨したものの端の部分を「耳」と呼びます。


TA-0356 チーク耳付き二枚接ぎ

この耳部分を切り落としてまっすぐにしていたり、丸みをつけたりする加工を「面加工」といい、その形の状態を「面形状」と言います。

 

BRUNCHの一部のテーブルで選ぶことのできる代表的な面形状はこのようなバリエーションがあります。

この写真なら、角面という面形状ですね。

刃物でその形に削り成型する面加工ですが、耳付きの天板というのは、このような面加工とは一線を画す、特別な仕上げになります。

 

まず、この「耳」の部分、伐採される前の立木の状態ではもちろん、木の一番外側に樹皮として位置し、木内部を風雨や病気、虫などの被害から守っています。

つまり、この外側の部分が一番傷がつくことが多く、綺麗な状態を保つことが難しい部分となり、耳付きの板に希少性が生まれます。

また、この耳の部分は樹種によって大きく形が違います。

写真は栃の一枚板の耳の部分ですが、まっすぐに育つことが少ない栃の木は木目もダイナミックで、その耳部分もうねりのある形状になります。

くらべて、こちらのブラックウォールナットのブックマッチ天板の耳は、通直なウォールナットの木目の通り比較的まっすぐな耳の形状になっています。

 

材料として伐採されるまで、その土地に立木として生えていた何十年もの歴史が刻まれている耳。
大自然の息吹や木の性格がそのまま表れる耳にはたくさんの魅力がつまっています。

4辺がすっきりと製材された天板からは感じ取れない様々な森の空気を、この耳の部分から存分に味わってください。

名脇役・スツールの魅力

スツールとは背もたれのない一人掛けの椅子を指します。
椅子の中でも最も古い形式であり様々な場面や用途で使用されていますが、
いざ家具を買うタイミングでは意外とその存在を忘れられている事が多いような気がします。

しかし、スツールは一家に一脚おすすめしたい非常に気の利く名脇役なんです。
BRUNCHでは約30種類のスツールを取り扱っていますので、
まずはどのようなタイプがあるのかご紹介いたします。

<いろんなタイプのスツールたち>

・張座タイプ

一般的によく見る形だと思います。
ラーメン屋さんなどのカウンターに並んでいるようなモノもこの部類に含まれます。
座面にウレタンクッションが張り込んであり、張地は布・革・合成皮革などさまざま。
そもそもスツールは背もたれがないので長時間腰掛けるのには向きませんが、クッションがあるぶん掛け心地は良好です。
長くお使い頂けますが、いずれ座面の張替は必要になります。

・板座タイプ

これもよく見かけるタイプだと思います。
座面が布や革ではなく無垢板でできており、張座に比べると掛け心地は劣るかもしれませんが生地の張替が必要ないのでそのまま長く使えます。
様々な使い方ができる万能タイプで、後で詳しくご紹介します。

・オットマンタイプ

張座にとてもよく似ていますが、違いは「高さ」にあります
椅子として使用するスツールの高さがおよそ420mm前後なのに対し、
オットマンの高さは少し低めです。
スツールの用途のひとつとしてソファの補助(足置き)がありますが、
オットマンは中でもソファの補助に特化したスツールというわけです。
別名フットスツールと呼ばれたりもします。

・ハイタイプ

カウンターなどの高めのテーブルやデスクに合わせて使用するタイプです。
近年多く見られるキッチンカウンターがあるお部屋の場合、このようなスツールが1、2脚あると部屋の雰囲気がぐっと増します
もちろん高さがあるので長い時間腰かけるのには向きませんが、朝ご飯をささっと食べたりちょっとPC作業をするくらいは全く問題ありません。
小ぶりなサイズ感のモノをキッチンに置いておけば、炊事の小休憩に活躍します。

<1脚あれば様々な使い方ができる>

 

上でご紹介した4タイプの中でも特に万能に使えるのが【板座タイプ】です。
他のタイプは座る・あるいはソファの補助に特化していましたが、座面=天板ととらえることでぐっと用途が多様化します。
背もたれのあるチェアではなかなかできない、スツールならではの使い方をいろいろご紹介します。

・サイドテーブルとして使う

リビングテーブルを置かない方も増えていますが、これなら場所も取らないうえ使いたいときにさっと持ってこれます。
普段からソファ前にテーブルが鎮座しているとお部屋も狭く見えてしまいがちですが、スツールをサイドテーブル代わりにできれば使いたいときだけ動かせるのでとても便利です。
リモコン・本・ノートPC・カップなど十分置けますし、もともと座るものなので安定しています。

・フラワーテーブルとして使う

お部屋の一角がちょっと寂しい、そんな時はスツールに花や雑貨を置いてみるのもおすすめです
店内のディスプレイを考える際もスツールは大活躍してくれます。
上の写真のように季節の花を飾ってもいいですし、観葉植物にもう少し高さが欲しい時などはスツールに乗せれば高さが出て部屋にメリハリが生まれます

・チェアの代わりとして使う

スツールとしての本来の使い方ですが、1脚あるとないとでは大違いです。
急な来客時など「椅子が足りない!」といった時はスツールを持ってきましょう。
中にはスタッキング(重ねる)できるタイプもありますので、部屋の隅に重ねて置いておけばちょっとしたディスプレイにもなりますし、なにより場所をとらずに仕舞っておくことができます

 

<使い方にあったスツールを選ぶ>

今回は万能型の板座タイプに焦点を当てましたが、「どう使うか」によっておすすめは変わってきます。
足置きとして使用するのであればオットマンタイプがおすすめですし、普段使いにチェアの代わりにするのであれば張座がいいかもしれません。
どのタイプであっても買って損なしの名脇役だと思いますので、家具をご購入の際はどうかスツールのことを思い出してみて下さい。

1脚あるだけで普段の生活がちょっと便利に、いつものお部屋が少し華やかになると思います。